能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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朝長さらにつづき

さてようやく舞台に移ります。
一同着座すると、名宣笛でワキ僧が登場してきます。無地熨斗目着流しに角帽子の姿で、ワキツレ従僧の舘田さんと常太郎さんを従えて橋掛りを進み、ワキは常座へ、ワキツレは橋掛りに控えて下居。ワキの名乗りとなります。

ワキは嵯峨清涼寺から出た僧と名乗り、大夫の進、朝長が都大崩で重手を負い、美濃国青墓の宿、長者の屋にて自害して亡くなってしまったので、その後を弔おうと青墓の宿へ急ぐことを述べます。
アシライでワキが進み、ワキツレも舞台に入って三人が向き合う形で道行の謡です。

近江路を進み、瀬田の長橋から鏡山。老蘇の森を過ぎて青墓の宿へとやって来ます。
着きゼリフで朝長の墓所を尋ねようとワキが言い、尤もにて候と答えてワキツレがワキ座に着座すると、ワキは常座から狂言座のアイを呼び出します。

アイは東次郎さん、青墓宿の長の下人という設定です。ワキに呼ばれて狂言座で立ち上がります。ワキはこのあたりにあるという朝長の墓所を教えて欲しいと尋ね、アイがこれに答えて正先の方を見、あれに見えたると墓所を指し示します。その後は常のやり取りがあり、ワキはワキ座に下がって着座、アイも狂言座に着座して次第の囃子になります。

前シテの出、青宿の長者である中年の女性という設定で、黒地と薄茶地の落ち着いた無紅唐織着流し、右手に数珠を持って出て常座で斜め後ろを向いて次第の謡です。
次第の謡からサシ、下歌、上歌と謡って、青墓の長者であると名乗り、何の事とは言わぬままに、月日が経ち冬から春へと季節は巡っても、いたわしい有様が思い出されると、しみじみと思いを述べるところ。上歌の終わりにゆっくりとワキを向いてから正中へと進み、下居して合掌します。

シテはワキに気付いた態で、この墓所に七日毎に参って弔っているが自分以外には弔う人もない。それだというのに、旅人と思しき僧が涙を流して弔いをされているのは、何か特別な志をお持ちかと問いかけます。
さてこのつづきはまた明日に
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