能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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朝長またまたのつづき

アイは目付に出てワキ僧を認め、最前遭った僧と気付きます。正中に出て着座するとワキに名乗り、ワキ僧の求めに朝長の最期を語ります。

先ほどの謡と重なりますがアイの言葉をおおよそにまとめると、義朝は平治元年極月の都大崩の戦いに敗れて逃れた。この青墓の長者大炊の娘延寿は、かねて義朝の寵愛が深く十歳の娘も居たので、馴染みであるこの宿の長を頼みここまで逃れ来たものである。
家に入れ一行を休ませたが、朝長は傷が重く一足も動けない。雑兵の手にかかって犬死にになるよりはと、朝長は自害して果ててしまった。
義朝は朝長の御首をうち小袖を引き被かせると、悪源太は北国へ、佐(頼朝)は道に遅れ、朝長はかくなりたると、猛き義朝も涙に咽んでいた。その有様を見て涙を流さない者はなかった。
極月の二十九日。義朝は尾張国知多の郡、長田の庄司忠致を頼って行かれたが、長田が心変わりして湯殿を仕立て、正月三日に湯殿にて義朝を討ってしまった。また長田の婿である鎌田も討たれた。
この青墓の宿の長は、朝長の追善として七日七日に墓所に行き、香華を手向けている・・・と語ります。

この後は常のようなやり取りとなり、朝長が若年から観音懺法を尊んでいたことにちなみ観音懺法にて弔うことになります。アイはこの段を常座にて触れ狂言座に下がります。

ワキ、ワキツレは立ち上がり、脇座の前に出ると正面に向き直り、ワキが前、ワキツレが後ろに控えて雁行の形になって下居。ワキ、ワキツレの掛け合いから三人の待謡となります。

「声満つや 法の山風月ふけて」と謡い出し、「音澄み渡る折からの」で扇を置くとワキツレが先に合掌、「御法の夜声感涙も」とワキも合掌し、待謡を謡い終えると出端の囃子となります。

ワキ一同は合掌を解いて立ち上がりワキ座へ、アイは切戸口から退場し、囃子に乗って後シテの登場となります。
さてこのつづきはまた明日に
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