能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

藤戸さらにさらにつづき

クセ。居グセですが、最後の辺り「二十余りの年なみ かりそめに立ち離れしをも」で、子方を向き、子方も向き直って二人向かい合う形になります。母は一度右手を上げて直し「またいつの世に逢ふべき」とシオリます。

この後は母の謡「世に住めば 憂き節繁き川竹の」につづく地謡で、母が徐々にワキを向き「亡き子と同じ道になして賜ばせ給へ」で右手を上げて膝を叩くようにして立ち上がり、ワキに縋りつく型から正中に下がります。「人目も知らず伏し転び」で子方が立ち上がって母を抑える形になり、母はモロシオリ、子方もシオリます。
母がワキ盛綱に迫ってから下がるまでは常の形と同じですが、子方がこれに絡む形としています。

ワキ盛綱が「今は恨みてもかひなき事にてあるぞ・・・」と声をかけますが、この詞、常の形では最後が「まづ我が屋に帰り候へ」となるところ、この詞を省き「いかに誰かある」とワキはアイを呼びます。
「御前に候」と進み出たアイに、ワキは「これなる女どもを傍らへしのばせ候へ」と命じ、「畏まって候」と受けたアイが、母と子方に「まずお立ちゃれ」と声をかけた立たせます。
常の形では、前シテを立たせたアイが送り込んでの中入ですが、ここは母と子方の二人に後ろから声をかけて諭しながら歩ませ、「しばらくそれに御待ち候へ やあ」と留めて、二人は後見座にクツロギます。

アイは立ち戻ってワキとのやり取り。
亡き漁師を管弦講で弔い、また一七日は浦々の網を止めてかたく殺生禁断とすべきことをワキが命じ、アイが触れて下がります。

常であれば間語りの入るところですが、ワキ、ワキツレの待謡となります。
盛綱達が立ち上がり謡い出します。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/2031-684830b5

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-09 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad