能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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実朝 内田成信(條風会)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2014.09.13
 シテ 内田成信
  ワキ 森常好、アイ 山本泰太郎
   大鼓 柿原弘和、小鼓 曾和正博
   太鼓 観世元伯、笛 一噌隆之

この曲は昭和25年に喜多実師によって初演された新作能で、土岐善麿の作に節付けをしたものだそうです。実さんが亡くなった後も時々上演されているようですが私は初見です。なお高浜虚子の作を大倉源次郎さんが演出された「実朝」もありますが、これは別曲です。
さて最初に書いてしまいますが、なかなかに面白かった、特に後場の舞はとても良いと感じました、が・・・。
シテの内田さんは実師の最後の内弟子・・・というか、そもそもこの「條風会」は、実さんが亡くなった折に内弟子であった狩野了一、友枝雄人、内田成信、金子敬一郎の四氏が、後々、塩津哲生さんの後援で立ち上げた会でもあり、この曲を演じるに当たっても、内田さんには熱い思いがあった様子です。そうした事情もあるのでしょう、気持の入った良い演能だったと感じています。
しかしながら、これはもっぱら私の問題ではあるのですが、事前にテキストを入手するのを怠りまして、正直言って今一つよく分からないでしまったのです。本当に残念です

常々、観能の前には、少なくとも謡曲には目を通していきますし、おおかたは手許にテキストを持って観ております。いえ別に稽古しているわけではないので、ここで稽古の足しにしようとか、一言一句を確かめようとか、そういう意図ではありません。ただ手許のテキストに、所作や装束、感じたことなどを書き留めて後日の記録にしております。

そしてそうした記録をしつつ観ていると、漫然と観ているよりもよく分かるように思えるのです。一度稽古した曲であれば、謡本などが手許に無くても、曲趣、所作の意味など考えつつ観られるのですが、ほんの数年の経験のためカバーしている曲はさほど多くありません。
ワキの謡や詞のやり取りなどはおおよそ聞き取れますし、舞などの所作は観るだけでも十分のところはありますが、やはり謡をきちんと捉えて観ているかどうかで深さが違う。

そんな訳で、当日は詞章と所作を合わせてメモってはきたのですが、これでどこまで観能記としてまとめられるか、今ひとつであります。
事前のチラシに書かれた簡単な曲の解説だけでは、残念ながら足りなかったと、反省しています。
そんなわけで、余計なお世話ではありますが、能をご覧になる際には事前になんらかの形で謡曲を入手しておかれると良いと思いますし、私の拙い観能記の中にある曲でしたら、ブログの記事も読んでおかれるとなにがしかは鑑賞のお役に立つのではないか、と改めて思った次第です。

明日から、その舞台の様子を、記録した限りで記してみようと思います。
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