能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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道明寺 駒瀬直也(九皐会)

観世流 矢来能楽堂 2014.10.12
 シテ 駒瀬直也
  前ツレ 鈴木啓吾、後ツレ 坂真太郎
  ワキ 福王和幸、アイ 山本凜太郎
   大鼓 亀井広忠、小鼓 田邊恭資
   太鼓 小寺佐七、笛 藤田次郎

「○○寺」と、寺名が曲名になっている能は四曲あります。このうち「道成寺」や「三井寺」は人気曲で上演も多いのですが、「誓願寺」はどちらかというと上演の少ない部類。そしてこの「道明寺」はなかなか出ない一曲です。しかも誓願寺は五流が現行曲にしているのに対し、道明寺を現行曲としているのは観世流と金剛流のみのため、いよいよ観る機会の少ない曲です。

宝生流や喜多流も古い本には載っていたようなのですが、何がさて現行曲から外されたり、あまり上演されなくなったりしたのか、そのあたりの事情は観れば分かるか・・・ということで、とりあえず観に出かけたというところです。

舞台にはまず黐ノ立チ木台が出されます。正先に置かれた台は、観世の型なので白布を巻いた竹を立方体のような形に組み、真ん中に黐の木を浮かせたように取り付けたもの。
後見が据えて下がると、囃子方が床几に腰を掛け次第の打ち出しです。

この曲は脇能ですが、ワキは僧ワキで、相模国田代に住む尊性という僧と、その従僧一行という設定です。脇能では、臣下や神職であるワキ一行が真ノ次第で登場し、次第の謡を三遍返しに謡うというのが一般的です。脇能が僧ワキであるのは、この道明寺と輪蔵くらいだと聞いております。このためワキは真ノ次第ではなく、常の次第で登場します。

ワキは小格子厚板に白大口、緑の絓の水衣に角帽子の姿です。ワキツレは無地熨斗目着流しに縷の水衣、角帽子の姿ですが、ワキが大口僧の一方で、ワキツレが着流しというのは、さて福王流のせいなのか、この日の特別な事情なのか・・・観世流の装束付けでは何れも大口僧としてありますが、いささか気になったところです。

ともかくも向き合っての次第「善き光とぞ名を聞くや 善き光とぞ名を聞くや 仏の御寺なるらん」
誰がどう聞いても善光寺を謡っていると直ぐ分かりますが、さてこのつづきはまた明日に
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