能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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道明寺のつづき

次第の後、ワキの名乗り。相模国、田代の尊性と名乗り、善光寺に七日参籠して御霊夢を蒙ったので、河内国土師寺へ参ろうと思う旨を述べて道行です。
控えていたワキツレが立ち上がり、一同で「捨ててはや 久しかりつる世の中を」と謡い出し、ワキツレが「久しかりつる世の中を」を高い声で繰り返します。

さらに河内国、土師ノ里に着いたと謡って着きゼリフ。
土師寺に参ろうとワキが言い、ワキツレが尤もと答えて、一同ワキ座に着座します。

ゆったりと真ノ一声が奏されて、シテ・ツレの出になります。
先にツレの男、鈴木啓吾さんが直面に白大口、無地熨斗目の上から白の縷(ヨレ)の水衣を着けて出てきます。水衣から熨斗目が透けて薄い水色のように見える感じです。
後から出たシテ、面は小牛尉ですかねぇ、小格子厚板に茶の絓(シケ)の水衣を着け右手に杖を持っています。

一ノ松まで出て振り返ったツレと、幕前のシテが向き合い、一セイ「長月の」と謡い出します。正面に向き直ってツレ二の句、再び向き合い二人で「松風ひとりしぐるらん」と謡うと、アシライで舞台に入ります。

ツレ正中、シテ常座に立ってシテのサシ。土師寺の仏神に仕える老人と謡い、シテツレ同吟となって、下歌、上歌と続けます。
上歌の途中「宮路久しき瑞籬の」でワキが動き出し、シテ・ツレも動き出して、シテが正中から、ツレがワキ正から正先を見込む形となり、ワキが立ち上がってシテ・ワキの問答となります。

ワキは善光寺で霊夢を蒙ったので、この寺にてその夢の様を寺中の人に語りたいのだと申し出ます。この申し出に、シテはまず自分に夢の様を話して欲しい、その上で自分が寺中の人に広めようと答えます。
これを受けてワキが夢の子細を語ります。

善光寺に七日参籠した所、如来が厨子の戸を開き、老僧の声で言葉があった。河内国の土師寺は天神の御在所であり、神明をはじめ七社の神々を勧請された。また天神は一切衆生のため五部の大乗経を書き供養して埋められたが、その経典の軸から木槵樹(モクゲンジュ)の木が生えてきた。この実を取って数珠となし、念仏百万遍を唱えれば往生間違いないとのお告げがあって目が覚めたという話をします。

さてこのつづきはまた明日に
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