能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鞍馬天狗さらにさらにつづき

昨夜は福島に行っておりまして、ブログ更新を断念しました。
という訳で一日あきましたが、観能記の続きです。

狂言来序となり、小天狗出立・・・鳶の面に末社頭巾、水衣に括り袴で杖を突きつつアイ木葉天狗の教義さんが登場してきます。さらに大二郎さん野島さんの二人は水衣を着けない形で続きます。

このブログで鞍馬天狗を取り上げるのは三度目ですが、金剛流工藤寛さんの時のアイは大藏家で、木葉天狗は教義さん・宮本さん・榎本さんでしたので、今回とほぼ同じ形でした。また宝生流水上優さんの時のアイは和泉流野村万作家で、岡聡史さんお一人が木葉天狗として出て立ちシャベリの形です。(金剛流工藤寛さんの鞍馬天狗月リンク)、(宝生流水上優さんの鞍馬天狗月リンク

小天狗出立で出た教義さんは常座に立ち、続いた二人はワキ座と笛座前に立って、教義さんの立ちシャベリ。鞍馬の奥、僧正が谷の大天狗に仕える木葉天狗と名乗り、花見を廻る騒動の一件を喋ります。
鞍馬では西谷、東谷と交代で花見を催し、今年は西谷の番ということで東谷の衆が西谷を訪れた。大天狗は面白いことと思い花見を覗いてみようと、客僧の形に姿を変え紛れていたところ、能力に見つけられてしまった。東谷の衆は奥に引っ込んでしまい、沙那王一人が残されていた。大天狗は沙那王に声をかけて慰め、花を見たければ見せ申そうと愛宕、高雄、吉野や勝手など様々な花を見せ、さらに兵法の大事を伝え平家を討たせ申そうと、様々に教え申した。木の葉隠れなど様々な秘技を伝えられたが、我等木葉天狗にも沙那王殿の打ち太刀をせよと命じられたので、これまで出てきたと語ります。
さて舞台を見回し、他の二人に向かって、お前達は沙那王殿の打ち太刀をしようと出てきたのかと問いかけます。大二郎さんが、聞けば沙那王殿の相手は常人では勤まらないそうだと返事し、これを受けてそれならば稽古しようと二人は正中で斬り合いの形になります。残る野島さんは目付柱のところで一人で稽古をしています。
やっとな、やっとなと二人が斬り組みますが、負けた大二郎さんは戻るぞ戻るぞと退場してしまいます。そこで教義さんが野島さんに声をかけ、今度は二人の斬り組になりますが、やはり負けた野島さんが退場してしまいます。
一人になってしまった教義さん、一人では沙那王殿の相手も出来まいし、ここまで罷り出た印に沙那王殿を呼び出して帰ろうと言うと、沙那王殿と大声で呼ばわり杖を突きつつ退場します。
・・・今回、いささか詳しく間狂言の様子を記してみました。

さて、間狂言が退場してしまうと一声の囃子、後子方の登場となります。
白大口に白の水衣を肩上げし、白鉢巻きも凛々しく、長刀突いて登場した子方は常座にて一声です。
さてこのつづきははまた明日に
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