能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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一角仙人さらにつづき

ワキは、聞き及ぶ一角仙人でいらっしゃるかと問いかけます。
シテは、自ら一角仙人であると言い、さて見るとただの女人とは見えず、どこから来たのかと問いかけますが、ワキは繰り返して踏み迷った旅人と答えて、旅の慰めに持ち歩いている酒をシテに勧めます。

シテは仙境にあって、酒は飲まないと断りますが、ワキは志を受けるようにと重ねて勧めます。ツレは扇を広げて立ち上がり、ワキが「夫人は酌に立ち給い」と謡うに合わせてシテに二、三足寄って下居。シテは志を無にしては鬼畜にも劣るだろう・・・などと言って地謡。
「夕べの月の盃を」でシテは床几を下りて下居、ツレが寄って酒を注ぐ形です。「折る袖匂う菊の露」あたりでワキは地謡前に下居。

地謡のあと、気を変えるようにシテの謡「おもしろや盃の」。これを受けて地謡が謡い出すと、ツレは扇を閉じて立ち上がり常座へ。左の手を差し出して正中へサシ分けるように右に回り大小前に。「舞楽の曲ぞおもしろき」で答拝して楽を舞い始めます。

ツレが一人で舞い始めますが、カカリの途中あたりでシテはツレの舞を追いかけるように面を使い始めます。初段のはじめ、ツレが扇を広げ上扇の型になると、シテも立ち上がり、少し遅れながら動きだします。
ヲロシの拍子は、ややツレに遅れて踏みますが、少しずつシテの舞がツレの舞に合い始め、二段に入った辺りからは相舞の感じになります。

一度、シテは腰を下ろし、三段はツレだけが舞う形で進みますが、再び立ち上がったシテがツレの左肩に手を添えて拍子を踏みます。その後、逆にツレが腰を下ろし、少し酒に酔ってふらふらした風のシテが舞上げる形になりました。

この相舞が一角仙人の前場のハイライトで、酒に酔って夫人の色香に迷いつつ、合う様な合わないような舞を舞うというのが見せ場です。観世流では割と普通の相舞に近い形で舞うのが通常の形のようで、酔中之楽の小書を付けたときに、このように遅れながら酔いを見せつつ舞う形になるようです。
この楽の途中で切戸から小袖を被った子方二人が現れて岩に姿を隠しました。なにぶん、真横に座っておりましたので、ここは大変良く見えたところ。
さてこのつづきはまた明日に
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