能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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葛城のつづき

ワキが感謝を述べる間にシテはゆっくりと橋掛りを進み、「さて御宿りは何処ぞや」のワキの問いに、二の松辺りで歩みを止めて正面に向き直りつつ、岨伝いのあなた、谷の下庵とこたえます。
シテはワキの「さらば御共申さんと」から再び歩み出し、一ノ松辺りでシテ、ワキ同吟「笠は重し呉山の雪 靴は香ばし楚地の花」と正面に向き直って地謡となります。

「肩上の笠には 無影の月をかたぶけ」の謡に、見所右手奥の方に面を向けて月を見る形。向き直って「帰る姿や山人の」と歩み出して舞台に入り、「雪こそくだれ谷の道を」と常座に至り後ろを向いて下居、後見が負い柴と笠を外し「柴の庵に着きにけり」と向き直ります。ワキも着座。

ワキが感謝の言葉を述べると、シテは立ち上がってワキに向かい「これなる楚樹(しもと)を解き乱し」と小枝を手に正中へと進んで下居。ワキが楚樹とはこの木の名かと問うのに合わせて正面向き、小枝を置きます。
ここから楚樹をめぐる問答になり、地謡が謡い出すと、シテはゆっくりと面を上げて「葛城山に降る雪は」と正面から中正面あたりまで面をつかい、雪の景色を眺める心です。
「古き世の 外にのみ」で小枝取って立ち上がるとワキに寄り、ワキの前に小枝を置いてからやや下がり「松が枝添えて焚こうよ」と扇を開いて火を煽ぐ態で扇をつかいます。

クセは舞グセ。「葛城や」で大小前に立ったシテは「木の間に光る稲妻は」とやや上を見上げる形から、直して足拍子一つ。サシ込み、開キ、左右から「我が身の嘆きをも」と扇広げ「真柴を焚こうよ」と打ち込んで上げ端「捨て人の 苔の衣の色深く」で上扇開キ、大左右へと続きます。
最後は、ワキ山伏の一行に「身を休め給えや」と常座から左手を延べて勧める形から、「御身を休め給えや」と直して正中へ出、下居してワキに向きます。

ワキが「篠懸を乾かしていただいたのか」と喜び、後夜の勤めを始めようと言います。これを受けて問答になり、座したまま、シテが救済を求めて後夜の勤めのついでに加持して欲しいと頼みます。
ワキはその故を問いますが、さてこのつづきはまた明日に
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