能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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呂蓮 三宅右近(金春会定期能)

和泉流 国立能楽堂 2015.03.08
 シテ 三宅右近
  アド 三宅右矩、小アド 前田晃一

現在の狂言はきちんとした台本がありますが、狂言の草創期にはアドリブ的に演じられていたようで、日常にある滑稽な出来事をデフォルメしたり、身分の高い者を揶揄するような設定をしたりして、これをもとに即興を加えながら観客に見せていたと考えられています。
そうした中から、何度も繰り返して演じられる評判の良いテーマが出てきて、これをもとに劇化が進んで行ったのではないかとも言われます。

そうしたテーマの一つとして、「いろは」しか知らない者が他者に名前を付けるというものがあったのではないかと思われます。呂蓮では「いろは」から名前を付けるという可笑しさを笑いの種としているものの、それだけでは一曲の狂言には物足りなかったのでしょう、勝手に出家し頭を剃ってしまった夫を女房が怒るというプロット、これも類曲があるようですが、これと合わせて一曲の狂言を構成したのだろうと想像しています。

さて舞台にはシテ諸国修行 一所不住の出家が、長衣に角頭巾の長衣出立で、畳んだ衣を挟んだ竹を肩にして登場してきます。アド宿主も続いて出て笛座前に着座し控える形で、常座でシテの名乗りとなります。
小アド宿主の妻も一緒に出る形もあるようですが、今回はアドのみ。

シテはこの間は東国を廻ってきたので、これからは西国を廻ろう言って舞台を廻ります。道々、出家ほど心安い物はない、衣一衣、数珠一連あればどこへ行くのも心のままなどと言い、日が暮れたの宿を借りようと言って案内を乞います。

これに答えてアド宿主が立ち上がり、応対します。宿主は、この所の大法で往来の人に宿は貸せぬが出家のことなので宿を貸そうと家に招じ入れる形になります。シテ、アドが舞台で入れ違い、シテがワキ座に着座すると、宿主は橋掛りに向かって妻に食事の支度を命じ、常座からシテと向き合って座します。

アドはシテにどちらへ向かうのかなどと問い、シテとアドの問答が始まります。
さてこのつづきはまた明日に
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