能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

粟田口 山本則俊(銕仙会定期公演)

3月の銕仙会は粟田口と求塚でした。
まずは粟田口から・・・
大藏流 宝生能楽堂 2015.03.13
 シテ 山本則俊
  アド 山本則秀 山本則重

道具を買いに太郎冠者が都に出かけ、すっぱに騙されて違うものを買い込んで来てしまう・・・というプロットは「末広かり」をはじめ少なからず見かけますが、物を買いにいって人を雇い入れてきてしまうというのは珍しい展開。一方「今参」をはじめ、新しく人を雇うことにした大名をめぐるあれこれを笑いの種にした曲もあり、これを組み合わせてみる趣向ということでしょうか。

舞台には紅白段に素袍上下、洞烏帽子のシテ大名、則俊さんが登場し、正先まで出て「このあたりに隠れもなき大名です」と名乗ります。道具比べが流行しているなかで、この度は粟田口を比べようということになったが、自分の持ち物の中に粟田口があるのかないのか、太郎冠者に確かめさせようと冠者を呼び出します。

笛座まで行って太郎冠者を呼び出すと、常座に控えていたアド太郎冠者の則秀さんが立ち上がり、ワキ座のシテと向かい合います。
道具の内に粟田口はあるかというシテの問いに、アドはその様な物はないと答え、都に買いに行くことになります。

出かける際に、えーいー、はーあーと繰り返し「早戻ったか」「まだ御前をにじりもいたしませぬ」という、お決まりのやり取りを挟んで笑いを引き出し、冠者は都に向かうことになります。途次、今までの道具比べには負けたことがないので、この粟田口比べでも頼うだお方が勝つように、良い粟田口を手に入れてこようなどと思いを語りつつ都に着きます。

さてここで類曲同様、そもそも粟田口というのは何かを知らずに出かけてきてしまったことに気付きます。そこでこれまた型通り「粟田口買おう 粟田口買ひす」と呼ばわりながら歩くことにするわけですが、すると橋掛りにすっぱ則重さんが姿を現し、田舎者をたぶらかせてやろうと述べて舞台に入り、二人のやり取りになっていきます。
さてこのつづきはまた明日に
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