能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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粟田口さらにさらにつづき

続いて大名は書き付けに「はばき元黒たるべし」とあるのを見て、太郎冠者に聞いてこいと命じます。太郎冠者に問われたすっぱは、常に黒いはばきもとにしていると答えます。この「はばきもと」ですが、日本刀の刀身の元に嵌めてある金具で鞘から刀が抜け落ちるのを防ぐもの。柄の直ぐ先に付いています。このはばき元が黒いものが良いという意味ですが、一方、はばきはいわゆる脚絆の意味もあり、すっぱは黒の脚絆を常に着けていると答えたわけです。
次には「はの強きもの」というのを確認することになります。これは当然「刃」の話ですが、すっぱは「歯が強い」ので岩石でも噛んで進ぜようなどと言います。

続いて大名は「めいがあるか」と確認します。刀の銘の話ですが、すっぱは上京と下京に姉と妹がおり、それに女の子が一人ずついるが、これはめいになるだろうかなどと言います。大名はそれは姪に違いないと言い、書き付けを見るとりょうめい(両銘)は上作ものとあるのを見つけます。
満足した大名は、粟田口が重宝とされるのはなぜかと問うようにと太郎冠者に命じますが、この話は道すがら冠者がすっぱに尋ねたところなので、すっぱに問うまでもなく太郎冠者が返事をします。

大名は、粟田口が書き付けに悉く合って満足した。ついては山一つ彼方に正真の粟田口を持つ方がいるので、同道して引き合わせたいが行ってくれるだろうかと問うように太郎冠者に命じます。

太郎冠者の問いに、何方までもお供しましょうとすっぱが答え、これを太郎冠者から聞いた大名は「粟田口をこれへ出せ」と命じ、冠者がすっぱを誘って大名の御前に出ます。
すっぱが舞台に入り、大名の前に出ます。大名は太郎冠者に太刀を持ってこさせ、粟田口一人いれば千騎、万騎が来ようとも大丈夫というのだから汝一人を連れて行こうと言って、太郎冠者にいて休めと言います。これを受けて太郎冠者は切戸口から退場し、すっぱを連れて大名がでかけることになります。
さてこのつづきはまた明日に
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