能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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粟田口もう一日のつづき

すっぱを伴い舞台を回り始めた大名は、粟田口というのは其方の名かと問います。すっぱは粟田口は在名、名は藤馬がじょうと言うと答えます。

大名は、粟田口と呼んでも藤馬がじょうと呼んでも答えようかと問い、すっぱが答えますと言うと、粟田口、藤馬のじょうと交互に呼び、その度にすっぱが答えると喜び、何度も繰り返して最後は大笑い。上機嫌の態です。

大名は身を軽くして行こうと、太刀、刀を持ってくれとすっぱに渡してしまいます。
大名は再び「粟田口 藤馬のじょう」と交互に呼び、すっぱに答えさせます。
粟田口、藤馬のじょう、粟田口、藤馬のじょうと段々詰めて呼んでは答えさせ、最後はまたまた大笑い。さてもさても面白いことかな、などと独り言ちします。

大名が喜んでなにがしか言っている間に、すっぱは橋掛りに行き一ノ松あたりで「良い時分でござる。外そうと存ずる。」と言うと幕に走り込んでしまいます。

大名はまた、粟田口、藤馬のじょうと呼び始めますが、今度は返事がないのですっぱを探します。
いいや のうのう 粟田口はさやばしらぬか じゃア
いいや これこれ それへとうまのじょうは錆び付かぬか じゃア
と行き来の人にも尋ねる様子ですが、いる様子もありません。
正中で節を付け
太刀も刀も すはれたり
よくよく物を案ずるに 今のヤツは都のたらしめにてありけるよな
南無三宝 しないたるなり かな
と謡い、しょんぼりした風で舞台を進みますが、突然「いえぃ」と大声を出し「今の粟田口 どれへ行くぞ 捕らえてくれ やるまいぞやるまいぞ」と走り込んで留となりました。
則俊さん長時間の熱演で山本家らしい一番でした。「南無三宝 しないたり」までで留める演出もあるようで、山脇和泉ではこの形のようです。
(44分:当日の上演時間を記しておきます)
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