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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

生田敦盛のつづき

子方とワキの二人が登場すると、まずワキの随行の男が子方の身の上を説明します。
法然上人が賀茂に参詣の折に二歳ばかりの子を拾ったが、さて十歳あまりに育ち、説法の折にこの子の父母のないことを物語っていたところ、聴衆の中から若い女が走り出て我が子であると名乗り出た。
父は亡き平家の公達、敦盛であると申し出たという話。


子方、敦盛の子は、せめて夢になりとも父の姿に会わせてほしいと、賀茂の明神に七日の参詣を続け、今日がその満参の日という設定です。
賀茂の社に参詣するという形で、子方が正先、ワキが斜め後に着座します。


子方は「ありがたや所からなる御社の」とサシを謡い出し、地謡が受けて父との再会を祈る様が謡われます。
すると子方は、夢になりとも父の姿を見たければ津の国生田の森へ下れとの霊夢を見ます。
そして早速に生田へ向かう道行です。


子方の颯一郎クンなかなかしっかりした謡ぶりで、安心して見ていましたが、気になって調べてみたところ初舞台は割合最近で三年ほど前の様子。あまり小さいうちからは舞台に出されなかったのかもしれませんね。


さて作り物の藁屋の方は、引廻しがとられて床几に座ったシテ敦盛の霊が姿を現し、人間の身のはかなさを謡います。
こういう場面でシテが謡うサシは、仏教的無常観を強く表した難しい言葉を連ねたものが少なくありません。
この曲も「五蘊本より皆空、何によって平生この身を愛せん」と始まりますが、これ耳で聞いているだけでは何を言っているのか分かりませんね。
雰囲気が伝われば良いのかもしれませんが・・・


つづきは明日に

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