能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

九皐会の狂言、仕舞など

5月の九皐会は狂言が酢薑、和泉流石田幸雄さんのシテに高野和憲さんのアド。
仕舞はいつも通り三番で、長山耕三さんの安宅、観世喜之さんの誓願寺、そして遠藤喜久さんの網之段でした。

酢薑も割とよく演じられる曲ですので、これまで二度ほどブログで取り上げています。いずれも和泉流三宅派ですので、特段の違いはありませんでした。今回は思い立って、系図比べの後、「から」と「す」の秀句のやりとりに出てくるものを並べて書き取ってみました。
「身共から」の「から」で大笑いをし、「まっすぐに参ろう」の「すぐ」で大笑い、ここから道中になります。
唐松に杉の木
唐草に忍冬(スイカズラ)
山雀に対しては、巣立つと見えてすくうでいる・・・とここでまた大笑い
唐物に数寄屋道具
唐の鏡を姿見に
向こうの掛け物は唐絵、何やら墨絵に書いた
賛も唐様、すごう・・・後日調べてみると南宋の文人「趙子昂」の子昂(スゴウ)・・・の自画自賛であろう
と続きます。
雨も降らぬにカラカサ、後から菅笠
二人は五条の橋にやって来て・・・
川を渡る人がからげて渡る、裾を濡らすまいため
とそれぞれが言い合う形です。この秀句の対は、流儀、家によってバリエーションがあるようなのですが、メモを取り始めて以来、和泉流三宅派でしか観ていませんので、機会があれば・・・と思っています。上演は18分でした。
なお、竹山さんの鑑賞記の時にも書きましたが、薑は山椒と生姜と何れをさす場合もあるようで、この薑売りは山椒の皮を売っているというのがもともとの解釈のようです。

仕舞三番はそれぞれに趣が違い、番組の構成として良い印象です。つい数日前には九皐会所属の中所さんのシテで誓願寺を観ましたが、喜之先生が誓願寺の仕舞だったのは、何か繋がりがあったのかも知れませんね。
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/2176-75b76ea4

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-10 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。