能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

誓願寺 中所宜夫(緑泉会例会)

観世流 喜多六平太記念能楽堂 2015.06.14
 シテ 中所宜夫
  ワキ 福王和幸
  ワキツレ 村瀬提 矢野昌平
  アイ 山本則重
   大鼓 柿原弘和、小鼓 飯田清一
   太鼓 観世元伯、笛 杉信太朗

誓願寺、珍しいというほどではありませんが、かといってよく演じられる曲というわけでもなく、私もこの曲は二度目です。
その、以前の鑑賞記にも書きましたが、この誓願寺は浄土宗西山深草派の総本山。同寺のホームページにも「京都の中心地、新京極通りのど真ん中にある」とあるとおり、街の賑わいの中にあるお寺です。

以前にも書いたとおり飛鳥時代の創建時は奈良にあったのだそうですが、お寺のサイトにある「歴史」の記載を読んでみると、京都に移ってきたのは鎌倉の初期。すると、法然上人がこの寺を譲られたときは、まだ奈良にあったということですね。
さらに京都に移転してからも、天正年間に秀吉の寺町整備にあたって現在地に移ったとのことで、鎌倉初期から16世紀末までは一条小川、北野天満宮にも近い辺りにあったのだそうです。
とすると、この曲の一遍上人が誓願寺を訪れたときは、今の場所ではなかったということになりますね。上京区元誓願寺通小川西入る・・・とありますが・・・

さて舞台の方は、囃子方・地謡一同が座に着き、笛の甲高いヒシギから次第が奏されます。この日の笛は杉信太朗さん。杉市和さんのご子息ですから、京都在住ですが、最近は東京の舞台でもしばしばお見かけします。
この方の笛、ともかく強い。ヒシギがビリビリと体に響いてきます。私は好きですが、曲によっては、人によっては、様々にご意見があるかも知れません。
物語の世界と、日常の現実とに一線を画するには、耳をつんざくようなヒシギの音に、意味があるようにも思います。
ともかくもこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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