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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

見所・・・このブログのスタンス(つづき)

見所、観客席から転じて観客そのもののことも言います。
能・狂言、特に能は、古典芸能の中でもある意味、特殊なポジションにある、と思っています。というのも、観客の少なからぬ割合の方が、自らも謡や仕舞などを稽古していて、特定の能楽師と師弟関係にあるからです。
歌舞伎や落語、文楽も伝統芸能の最たる物ですが、これらを稽古している素人・・・ってほとんどいないのではないでしょうか。



そのため能の会では、謡本を持ち出して謡い方を確認しているばかりか一緒に謡っている方までいたり、自分の先生の出演される能だけ観るとさっさと帰ってしまう方なども少なくありませんでした。
ですが、こうした雰囲気は、私が観能を続けている間にも随分と変わってきたように思います。



大きなきっかけは、亡くなられた観世寿夫さんと、先代の銕之亟である故観世静夫さんのご兄弟を中心とした銕仙会による様々な試みと普及活動。それを受けた各流の活動だったと思います。しかしこのところの大きな変化としては。野村萬斎さんが火を付けた狂言人気があると思っています。



故寿夫さん・静夫さんご兄弟を中心とした活動の話は、また別に書くとして、萬斎さんの人気から狂言ファンが増え、ござる乃座のように狂言だけの会が多々催されるようになりましたし、また萬斎さんの追っかけの方たちが、様々な能会にやってこられるようになりました。
当然のことながら萬斎さんを追っかけているので、シテ方が何流かは関係ありません。これは見所の大変な変化だと思います。昨年の金剛永謹能の会も、私は永謹師の通小町を観に出かけたのですが、開演のずっと前から列が出来、しかも先頭の方の方たちはほとんどが萬斎ファンでした。



これ、私はある意味でとても良い傾向ではないか、と思っています。

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