能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

唐船さらにさらにつづき

日本子二人は唐土では牛馬を飼うのかと問いかけ、シテがこれに答えると、子方はさらに唐土と日本は何れが優る国かと更に問います。

子方とのやり取りを地謡が「語り慰み行く程に」と受け、三人は橋掛りから歩み出して舞台に順に入ると「松原や末になりぬらん」あたりで子方が地謡前に。シテは常座に進み、一度子方の方を向いてから後見に曳き綱などを渡し「箱﨑に早く着きにけり」と常座で正面に向き直ります。

ワキが「官人は今帰りてあるか」と声をかけ、シテとの問答になります。
この問答のうちにシテは正中近くに進み下居、ワキはシテ官人に唐土に残してきた二人の子は「そんし」「そいう」というのかと尋ねます。シテは驚きますが、ワキが唐子二人が官人を迎えにやって来たことを明かし、対面を勧めます。
「さらば此方へ来たり候え」とワキが声をかけ、シテ、ワキが立ち上がって幕方を見やり、唐子が乗ってきた船を見る形になります。

シテは余りに見苦しいので装束を整えたいと言い、物着となります。装束付けには、物着に白垂唐帽子単法被着るもあり・・・とありますが、ここで水衣を外して青地に金文様の単法被を着けます。鏡板に控えていた唐子二人が立って橋掛りへと向かい、シテは唐帽子を着けると立ち上って正中へ。橋掛りを振り返って「やあいかにあれなるは 唐土に留め置きたる二人の者か」と声を上げます。

シテと唐子のやり取り。夢かと喜ぶ祖慶官人と唐子の掛け合いから地謡となり、シテは大小前に、唐子二人はワキ正に着座し、一度向き合った後に、シテは正面に直し、唐子達はワキに向き合い、地謡の「尊とや箱﨑の 神も納受し給うか」の謡に、シテは合掌して感謝を示します。

ここでオモアイが大小前に進み出て下居し追風が下りたので船に乗るようにと声をかけます。「そんし」がシテにこれを繰り返し、シテはワキ箱﨑殿に暇乞いをします。
ワキは「やがて御帰国候え」と言いますが、このやり取りに日本子二人が自分たちも連れて行って欲しいと立ち上がります。
シテは常座に進みかけますが、日本子の声に振り返り「此方へ来たり候え」と招きます。しかしワキ箱﨑殿が「暫く」とこれを遮ります。
さてこのつづきはまた明日に
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