能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

内沙汰のつづき

シテは、それならば地頭殿に公事にしてでも取ってやろうと言い募ります。
揉め事の裁定を地頭に訴え出ようという次第ですが、女房は冷静で、左近は常日頃、地頭殿に親しく出入りしているのに、こちらは年に一度の挨拶にも参上しない。これでは公事に勝とうはずもないと言い切ります。

しかしシテは理のあるところなのだから、今から地頭殿の所に行って取って見せよう、と言って地頭の屋敷に向かおうとします。女房はこれを留め、こういう公事は「内沙汰」といって、前もって公事の稽古をしておくものだ、と夫を諭します。
そこでシテも、もっともだと納得し、内で公事の稽古をしようということになりますが、さて地頭の役をやる人がいないと言い出します。

女房は自分が地頭の役をやろうと言いますが、シテは笑いだし、そなたが地頭とは・・・と取り合いません。しかし女房は、女だからといって理非の分からぬものではなかろうと言い、夫もこれに納得しますが、とは言え見た目が女なので、地頭には見えないと納得できない様子。
すると女房は、地頭が常々烏帽子を着け、太刀を持っているというので、自分もそのなりをしようと言い、シテも同意して、アドが扮装をこらすことになります。

女房は笛座で後見の手を借りて、美男鬘の上から烏帽子を着け、鬘桶と太刀を持ってワキ座へと出て「心得ました」と言って、太刀を持って鬘桶に腰を下ろします。

シテ右近は早速に稽古をすることにし、女房のすすめで、まずは左近の立場で公事の稽古を始めます。
シテ柱まで下がり、ここから地頭の屋敷を訪れた態で門番などに挨拶する真似をしつつ広間に進みます。左近は常々、地頭の屋敷に出入りしているので、門番なども見知っているから気安く進めるだろう、などと言いつつ、女房扮する地頭殿の前に出、これまた顔見知りの態で公事の事を申し出ます。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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