能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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昭君さらにつづき

ワキは、昭君の訪いにやって来たと述べ、さらに夫婦が柳の木陰を掃き清めて泣いているのはどういうわけかと問います。
シテが答えて言うには、昭君が胡国に遷る際に柳を植え置き、自分が胡国で死んでしまったならば、この柳も枯れるだろうと言い残して行ったのだが、その柳が既に片枝、枯れてしまった、とシオリます。

ワキがこれをいたみ、昭君が胡国に遣わされた子細を物語るようにと求め、これを受けてシテのクリ。地謡が受けて交互に謡い続け、胡国の軍と和睦するにあたって美人を一人使わすことになったことが謡われます。クリの謡でシテの肩上げが下ろされて、クセに続きます。

クセは居グセ。
漢王の宣旨によって、三千人の寵姫の絵姿を描かせ、その中に劣る者あれば胡国に遣わすこととなった。宮女達は絵師に賂を贈り美しく絵姿を描かせたが、昭君はただそのままに描かせたために美しくない絵姿にされてしまった。漢王の寵愛は深かったが、絵姿によって選ぶとした以上、仕方なく昭君を胡国に遣わすことになった、と謡われます。

この途中で後見が鏡を持ち出しシテ柱の横に据えます。
クセの後、シテは、昔桃葉という人が仙女と契ったが、その仙女が亡くなってしまった。しかし桃の花を鏡に映すと、仙女の姿が鏡に映ったという。ならばこの柳も鏡に映し、昭君の姿を鏡に映し出そうと言います。

シテ、ツレの謡で、夢を鏡に映し出した故事や、故郷を鏡に映し出した故事が謡われ、地謡が「散りかかる花や曇るらん思いはいとど真澄鏡もしも姿を見るやと鏡に向かって泣き居たり」と謡うなか、シテは鏡に寄って正先へと運び、鏡を据えると下がって正中でモロシオリ。この間にツレは地謡座前に下居し、ワキは切戸口から退場します。

「鏡に向かって泣き居たり」と繰り返す地謡を聞き、シテは立って中入。ツレはそのまま居残り、間狂言が常座に進みます。
さてこのつづきはまた明日に
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