能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

緑泉会例会の狂言、仕舞など

またまた、だいぶん間が開いてしまいましたが・・・
9月の緑泉会では、狂言が三宅近成さんと高澤祐介さんで水汲。
仕舞が三番で、坂真太郎さんが呉服、奥川恒治さんが駒之段、鈴木啓吾さんが経正のキリをそれぞれ舞いました。

「水汲」は「面白い狂言」というわけではありませんが、不思議に味わい深い曲です。
門前の女「いちゃ」が水汲に出かけ、野中の清水で洗い物をしていると、新発意がやって来て言い寄るという、簡単に言ってしまえばそれだけの曲。
最後は「いちゃ」に水をかけられた新発意が、濡れ鼠になり「くっさめ」とクシャミをして留になりますが、留以外はさほど笑いを誘うような展開でもありません。

ただ小歌を歌いかけ、ともに謡ったりなど、男女の情感にウェイトがおかれて、そこが独特の雰囲気を醸し出すのかも知れません。
こうした歌を歌えるのも、中世庶民の楽しみでもあり、嗜みであったのかも知れず、小歌を聴かせるのを主題に造られた、ないしは改作された狂言なのかとも思います。
いずれにしても、近成さんと高澤さんの謡、しみじみと聞いたところです。

仕舞が入るのは、一日の会の構成として良いと思う・・・と以前書いた記憶があります。
三番それぞれに楽しめました。
坂真太郎さん、良い雰囲気です。お父様も美声でしたが、65歳と、まだまだこれからが活躍の時期に亡くなられたお父様の、良いところを受け継がれたような印象です。ご本人の精進のたまものと思いますが・・・
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/2228-37ad9833

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-07 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad