能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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竹雪のつづき

アイ女の万蔵さん、灰色の縫箔を着流しにし、上に側次のような何やら短いものを着て美男帽子。アイ男の虎之介さん、ああしばらく見ない間にすっかり大人になりましたね、半袴の狂言出立で控えます。肩衣の背には大きな鷲の図柄。

アイはいわゆる出し置きの形なので、続いて名宣笛が吹かれてワキ安田さんの登場です。安田登さんのワキは久しぶり、独特の声、なんだか得体の知れない雰囲気があって好きなワキ方の一人です。
段熨斗目に素袍上下、常座まで出ての名乗りです。越後国の住人、直井の何某と名乗りますが、続けて、妻を離別して新しい妻を迎えたが、前妻との二人の子のうち姉は前妻とともにし、弟の月若を跡継ぎとして手元に置いている、と設定のあらましを述べます。さらに、子細あって出かけるので留守のことを申しつけておこうと言い、別に地謡座の方を向いて声をかけます。

これを受けてアイ女が立ち上がり問答ととなります。
ワキは宿願の子細があって参籠すると告げます。アイが、心安くお出かけあれと答えると、ワキは続けて、月若のことをよくよくいたわるようにと言い、雪が降り積もると四壁の竹を損じてしまうので、降り出したならば召し使う者たちに言いつけて竹の雪を払うようにと命じます。
このワキの言いに、アイは雪のことは承ったが、自分がいつ月若をいたわらなかったのか、と詰めよりますが、ワキは幼い子供のことなのでそう言ったまでだと答え、それでは出かけると言います。
「目出度う御帰りを待ち申し候」と返したアイは、出かけていくワキを見送る形で常座まで歩みを進めた後、正に向き直って独白の形となります。

アイは、月若をいたわるようにと殿がわざわざ言い置いていったのは、常々、月若が自分のことを悪し様に殿に告げ口しているからに違いない、面憎いことだと言い、橋掛りの入り口から幕に向かって「月若いたか」と声をかけます。
これを受けて幕が上がり、紺地の長袴、朱地の縫箔、唐織を壺折にした子方、和久凜太郎クンが登場してきます。
なんだか健気な雰囲気ですが、さてこのつづきはまた明日に
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