能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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竹雪さらにさらにつづき

立ち上がったアイ男は一ノ松に下居し声をかけます。アイ男は、殿が帰ってきて月若に戻るようにとの命なので急ぎ戻られるようにと告げ、シテはこれを受けて、偶々やって来たところなのに悲しいことではあるが父御のお召しであれば急ぎ帰り、またいずれここに来るようにと月若を諭します。
このやりとりの間にアイ女は地謡前に着座していますが、アイ男はシテの詞を受けて子方の後ろに回って立たせ、後ろから添う形で子方を太鼓座にクツロがせます。

シテは幕に入り、代わって後見が作り物を持ち出してきて正先に据えます。四角に竹を組み、葉の付いた竹を中に立たせて綿を置き、雪のかかった竹に見立てたもの。
作り物が出ると、子方は正中に出て下居。アイ男が一度下がって、あらためて常座から、月若殿をお供してきたと声をかけます。
これを受けてアイ女がワキ座に立ち、アイ男は狂言座へと下がります。

アイ女は子方に向かい、また長松に告げ口しに行ったなと詰り、雪が降ったならば竹の雪を月若に払わせるようにと殿が言っていかれた。ことのほかの雪なので急いで竹の雪を払うようにと命じます。
物を脱いで小袖一つで払うようにと言い「払わしませ」と繰り返すと、常座方まで進んでから子方の回りを廻り、子方の唐織を乱暴に取り去って、笹を置いて退場します。

子方は「さりとては払わでかくてあるならば」と謡い地謡に。「母上も姉御前も 思いは長松の風」の謡に片シオリ、左手に笹を取って作り物に寄り「雪寒うして払いかね」と開キ。「帰らんとすれば門をさす」で常座に向かい「あけよと叩けども」と笹で打つ形。
常座で「月若たすけよ」と合掌して目付に出、舞台を廻ると大小前から正先へ。笹を捨てると「思うかいなき月若は 終に空しくなりにけり」の謡に、作り物の前に横になります。素早く後見が横たわった子方に白練をかけ、雪に埋もれて亡くなって様とします。

この曲の見せ所の一つですが、さてこのつづきはまた明日に
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