能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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玉井 粟谷明生(喜多流自主公演)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2016.01.10
 シテ 粟谷明生
  ツレ 大島輝久 佐々木多門 友枝真也
  ワキ 福王和幸
  ワキツレ 矢野昌平 村瀬提
  アイ 山本泰太郎 山本則孝 山本則重 山本則秀
   大鼓 大倉慶乃助、小鼓 鵜澤洋太郎
   太鼓 小寺真佐人、笛 松田弘之

この曲は脇能に分類されますが、珍しく半開口となっています。半開口については、以前に白楽天の鑑賞記(鑑賞記初日月リンク)を書いた際に触れましたが、おさらいの意味を込めてもう一度触れてみようと思います。
脇能が翁付の形で演じられる場合・・・囃子方や地謡が居残ったまま休憩なしに翁に続いて脇能が上演される時は、ワキは普通は礼脇(れいわき)という出方をします。翁付ではなく脇能が単独で上演される時は、ワキは真ノ次第で登場するのが一般的ですが、翁付では「置鼓」でワキが登場し、常座で両手をついて拝礼をしてから舞台に入ります。
翁にはワキが登場しないので、翁に続いて演じる脇能ではじめてワキが登場する際に、翁の出に準じて特殊な出方をするようになったのではないか、といわれています。

ただし翁付で上演される脇能も全曲が礼脇になる訳ではありませんで、例えば鶴亀のように、シテとワキが一緒に出てくるような曲では礼脇にはなりません。またこの曲のように半開口になる曲もあります。半開口では「置鼓」で登場したワキは次第を謡わず、名乗りになります。半開口の曲は、翁付ではなく単独での上演でも半開口になります。

半開口というくらいなので、開口はあるのか・・・これはありますが、近年上演されたという話を聞いたことがありません。登場したワキが、上演の都度作られる筋とは関係ない謡を謡うのだそうで、江戸時代には幕府や禁中などで好んで演じられたといいます。
半開口では、特別な謡を謡う訳ではないので「半」開口なのでしょうね。
ほかに翁ナシというのもありますが、これも観たことはありません。
ともかくも舞台の様子は明日から・・・
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