能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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隠笠 山本東次郎(喜多流自主公演)

大藏流 喜多六平太記念能楽堂 2016.01.10
 シテ 山本東次郎
  アド 山本凜太郎 山本則孝

「かくれがさ」というこの曲、「宝の槌」の類曲で、宝比べのため、何か珍しい宝を求めてくるようにと命ぜられた太郎冠者が、都のすっぱに騙されてつまらないものに大金を払ってくるという一曲です。
大藏流では明治期に廃曲になったとされていますが、山本家と茂山家では時折上演しているようです。
和泉流では「宝の笠」の曲名で上演されます。

アドの主がシテ太郎冠者を伴って登場し、宝比べが盛んに行われているが今度は目の前に奇特がある宝を出すことになった。そのような宝は自分の道具にあるかと問いかけます。太郎冠者はそのような物はお道具の中にはないと答えますが、それではどうしようかと二人して思案の末、太郎冠者が都に買いに行くことになります。

このあたりの展開は「宝の槌」はもちろん、末広かりなど、脇狂言、果報者狂言には多々見られる形です。型通りに太郎冠者は都に向かい、街中で宝を買おうと呼ばわって歩き、すっぱに目を付けられます。

すっぱは普通の笠を「宝の笠」だと言って売りつけることにします。太郎冠者に手はきれいかと尋ね、太郎冠者が今朝手水を使ったままだと答えると、ちょっとむさいが仕方ないなどと言いながら、笠の講釈を述べます。

すっぱは、鎮西八郎為朝という弓取りを知っているだろうと太郎冠者に問い、その為朝が鬼ヶ島に渡った時、鬼共が為朝をやつけようとした。しかし為朝は鬼達と様々に勝負して悉く勝ったので、宝物を手に入れて帰ってきた。その宝来の島の宝、隠蓑に隠笠、打ち出の小槌のうち、蓑と槌とは年月の経つうちに失われ、隠笠のみが都の重宝として留め置かれたが、宝を探している様子なので譲ってやろうと言います。
さてこのつづきはまた明日に
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