能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鱗形 廣田幸稔(国立能楽堂特別公演)

金剛流 国立能楽堂 2016.01.31
 シテ 廣田幸稔
  ワキ 高安勝久
  ワキツレ 小林努 丸尾幸生
  アイ 松本薫
   大鼓 谷口正壽、小鼓 林吉兵衛
   太鼓 観世元伯、笛 槻宅聡

正式な上演曲としているのは金剛流だけのこの曲、金剛流でも上演は稀です。
聞くところによると、もともと明治大正頃までの金剛流では上演曲にはしておらず、喜多流が所演曲としていた様子です。しかしその後、喜多流では上演曲から外して参考曲扱いとなった一方で、金剛流は金剛右京が昭和版の謡本を刊行した際に正式に上演曲としたそうです。
金剛流では宗家にはこの曲が伝わっておらず、弟子家の方に伝承があったらしいのですが、様々な紆余曲折の末に、廣田家の先々代である廣田弘氏の強い希望があって右京宗家が上演曲にしたようです。弘氏が弁財天を信仰しており、また廣田家の家紋が八ツ鱗であることが理由の一端だったそうですが、この日のシテは、その廣田家の幸稔さん。どんな曲かいな、と観に出かけた次第です。

舞台には一畳台が運び出されてきて大小前に据えられます。続いて紫の引廻しをかけた小宮が持ち出されて台上に。舞台が整うと次第の囃子です。
ワキ一行の出になりますが、ワキは白大口に掛直垂、風折烏帽子の形。随うワキツレ二人は素袍上下ですが、無地熨斗目の着付けに、素襖は色違いで茶と薄い茶、従者二人の色目が違うというのは下掛宝生や福王ではあまり見ないように思います。高安流の形なのでしょうか。ワキも、白大口に掛直垂なら士烏帽子が出立の基本形と思うのですが風折烏帽子でしたし、掛素袍なら烏帽子は着けないでしょうから、はてと思ったもののあまり拘るものでもなく次第の謡に。
地取りでワキツレが下居するとワキは北条四郎時政と名乗ります。
さてこのつづきはまた明日に
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