能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鱗形さらにさらにつづき

姿を現した後ジテは「胎蔵界の弁財天」と謡い、地謡が「晴れたる空に旗さしの」と謡うと立ち上がり正先へ出ます。
「弓矢の家を守りの証しぞと」でワキを向き旗を渡します。

ワキは立ち上がって旗を受け取り、その場で下居し礼。
シテは目付へと進み、宮を見込んで直すと大小前へ。「雲を廻らす 袂かな」の謡を聞きつつ宮の前で答拝して中ノ舞となりました。
「雲を廻らす 袂かな」の地謡のあと、シテが「謹上」地謡が「再拝」と謡って、神楽を舞うこともあるようです。手許に持っていた半魚文庫さんの謡曲三百五十番のテキストにはこの形が書かれているので、正直のところ神楽を期待していたのですが、中ノ舞でいささかがっかり。単に神楽が好きなので観たかったと、それだけの意味ですが・・・

ともかくもシテは中ノ舞を舞い、ワキは旗をワキツレに渡してワキツレが立てて持った形です。
いつぞやも書いたかと思いますが、金剛の舞は特段の小書など付かずとも面白い。所作に少し手が込んでいる印象を受けます。その中ノ舞を舞上げると地謡が「かくて夜遊も時過ぎて」と謡い、シテはシカケ、ヒラキ。
左右から正先に打込ミ、ヒラキ。六拍子踏んで常座へと回ります。ワキを向き「この旗をさし上げ」とカイ込ミ、ヒラキ。ワキはこれを受けて平伏します。

「六通三明の剣を引つ提げ」と左袖を返して正先から常座へ。
「その身も息災安穏なる」で六拍子踏んでワキにカイ込ミ。正中に進んでヒラキ、「天女は御殿の扉を開きて 御帳の内にぞ 入り給う」の謡に、サシて正先に出、扉ノ扇の型で常座へ進み、留拍子を踏んで終曲となりました。

作り物の出し入れを含めて50分程の小曲ですが、面白く拝見したところです。
(52分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
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