能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

唐船のつづき

二人の唐子はソンシとソイウという兄弟ですが、着きゼリフの後、ソンシはオモアイ船頭に箱﨑殿と交渉してくるように頼みます。船頭がこれを受けて船を下り、常座へ進んで案内を乞います。
和泉流石田さんのオモアイは、ここで一度唐音で何かシャベリ、あらためてアドアイに声をかけましたが、今回は唐音の下りはありませんでした。

オモアイはアドアイに子細を告げ、アドアイがワキ箱﨑殿に言上します。ソンシとソイウが父祖慶官人を連れ戻しに来たという話を改めて繰り返し、箱﨑殿も両人に会おうということになり、アドアイがオモアイにその由を告げます。
オモアイは船に戻り唐子に報告をし、二人は船を下りて舞台へと進みます。ワキが声をかけ、ソンシが常座、ソイウがワキ正に立ちワキとの問答になります。

唐子二人は白大口に、それぞれ朱と赤の厚板に側次を着け、ワキに向かうと父の祖慶官人を連れて帰国するため、数々の宝を持ってやって来たことを述べます。
箱﨑殿は祖慶官人が物詣でに出かけているので暫く待つようにと言い、これを受けて唐子二人は後見座にクツロギます。この間にオモアイは船を片付け、橋掛り後ろの欄干に立てかけて狂言座に着座しています。

ワキはアドアイを呼び祖慶官人に裏道から帰るように言えと命じ、これを受けてアドアイは橋掛りの入り口から幕に向かって、裏道から帰るようにと告げて切戸口から退場します。

一声の囃子。シテと日本子二人の出となります。
日本子二人が先に立ち、シテ祖慶官人が後から続きます。囃子のうちに橋掛りを歩みつつシテがサシ「いかにあれなる童ども…」と謡い出し、子供達が振り返ります。
シテの装束は小格子厚板に水衣肩上げですが、阿古父尉の面をかけ白垂に唐帽子を着けています。尉髪で出、物着で唐帽子を着ける形はありますが、この日は登場から唐帽子を着けた形でした。
さてこのつづきはまた明日に
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