能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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唐船さらにつづき

シテは二の松に立ち、日本子二人と掛け合いの謡。三人で「老いの心の 慰なれ」と謡うとシテの名乗りです。

シテは唐土明州の祖慶官人と名乗り、故郷が恋しいと謡いますが、日本で時を過ごすうちに二人の子をもうけ、唐土にも二人の子を残している。いずれもがいとおしいと謡って下歌、上歌と謡い継ぎます。
上歌のはじめ「あれを見よ 野飼いの牛の声々に」で右手に持った小さな笞を上げて示す形です。左手には曳綱を持っていて、こちらは装束付け通りですが、右手の笞ないし杖は装束付けにはありません。

ロンギとなり、日本子二人は祖慶官人に、日本と唐土を比べていずれがまさるかと問いかけ、シテは唐土に日本を比べれば九牛一毛と、笞を右手にして抱え扇の形です。
日本子達は父に唐土が恋しかろうと謡い、シテは日本子が生まれてからは帰国のことは思わないと謡って地謡。
「語り慰み行くほどに」の詞章そのままに一同は歩み出して、日本子は地謡座前に。シテは常座に立って笞を放し扇に持ち替えます。

ここでワキが声をかけます。
なぜ遅くなったのかというワキの問いかけに、牛馬があまりに多く遅くなったと言い、シテは正中に下居。日本子も下居します。
ワキはシテに、唐土に二人の子があるかと尋ね、さらにソンシ、ソイウという名かと尋ねます。シテは驚きますが、ワキはその二人が数の宝に代えて祖慶官人を唐土に連れ帰るためにやって来たのだと明かします。

シテは船はどこにあるのかと問い、ワキが「此方へ来たり候へ」と言うと、シテは立ち上がり、ワキに随い大小前から船を見る形になります。
シテは自分の船であると認め、対面を促すワキに、あまりに見苦しいので行き繕わせて欲しいと言って物着。アシライはありませんが、大小前にて笛座を向き、水衣を外します。さてこのつづきはまた明日に
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