能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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唐船またまたつづき

ここでワキが「よくよく物を案ずるに」と語り出して、日本子を連れての帰国を許します。
シテは「余りのことの不思議さに 更に誠と思われず」と謡いますが、ワキは疑うことはないとシテを急かします。地謡の「ありがたの御事や 誠に諸天納受して」の謡に、シテはワキを向いて合掌。正へ直すと「暇申して唐人は」で一同が立ち上がり、船に乗り込む形になります。

日本子が後ろ側に、唐子がその前に乗り込み。唐団扇を持ったシテが船の前側に乗り込んで「波の鼓の舞楽につれて面白や」の地謡に、答拝して楽を舞出します。
この日は手掛之応答と盤渉の小書が付いていて、楽は出だしから譜も少し違っています。高い調子での譜が続き、流石の次郎さんもいささか苦しそうな印象を受けました。

狭い船の中で楽が粛々と舞われます。
ほんの数歩動けるかどうかという狭い空間で、広がりを持った楽を舞い、面白く見せるには相当の力量をを要するところと思います。

キリの謡で再び帆が上げられ、最後は「唐土さしてぞ 急ぎける」の謡で留。シテは留で船を下り、子供四人も立ち上がります。

一曲の様子を記載してみました。
前回の唐船の鑑賞記と比べて頂くと、微妙な違いもお分かりいただけると思います。
今回は子方四人がほぼ同年齢でそれぞれに上手。長山凜三クン、この日も光ってました。ただし十三年前に国を離れた父を探しに来た唐子と、日本に捕らわれてから生まれた日本子が同年代というのは、いささか引っかかるかなという印象もあります。唐子を大人が演じることもありますので、ちょっと気になったところ。
また袷法被なのか、物着後のシテの装束は豪華で大変素敵な物でしたが、いささか重い感じを受けました。軽い装束だと船の上で風に吹かれるような印象を受けたりもするのですが、装束の選択によっても曲の印象が変わってくるのだと思った次第です。
(82分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
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