能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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金剛定期能を観に行く

昨日は京都金剛能楽堂に、定期能を観にいって参りました。
一昨年11月の定期能以来です。

今回は満仲と泰山府君の能二番に、狂言が因幡堂。そして仕舞が三番という番組です。

「満仲(まんじゅう)」は金剛でもあまり出ない曲のようです。
冒頭、解説をされた種田道一さんは、50年程前に子方で美女丸を演じたが、その後は記憶がないといった趣旨のことを話されました。この満仲という曲、観世では「仲光」という曲名で上演されますが、金剛の満仲の方が古い形を残しているということで、楽しみに出かけたところです。

実はこの古い形ですが、シテ仲光ではなく、美女丸が舞を舞うという形だったらしいのです。
私、事前に国立国会図書館近代デジタルライブラリーにある、明治33年刊の金剛流謡本と明治42年刊の四流対照謡曲二百番を参照しまして、美女丸が舞うと思われる詞章になっているのを確認しておりました。
しかし当日は、この部分、他流と同じ詞章でシテが男舞を舞う形。これはどこかの時代に変更されたのだろうか、と疑問に思ったところでした。

たまたま後ろの席の方が、満仲と泰山府君の謡本をお持ちで、その他の資料なども広げておられる様子だったので、もしやご存知かと尋ねてみたところ、もともと美女丸が三段之舞を舞う形だったが、シテが舞う形に変わったのだという経緯を教えていただきました。

実は、横浜能楽堂の企画公演で「生と死のドラマ」と題して4回にわたる公演があり、この第3回で観世流の野村四郎さんが、「仲光」を「古演出による試演」として、美女丸が舞う形で上演されたのだそうで、後ろの席の方はこの横浜の公演を御覧になったということでした。
いやこれは奇遇でした。この古い形と今回の違いなどを含め、いずれ観能記にまとめてみようと思います。

実は先月は、横浜能楽堂の企画公演、第3回ではなく第2回の「重衡」を観てきておりまして、この鑑賞記をまだ書けずにいます。その後ということになりますが、さていつになることやら・・・

それにつけても水戸から京都まで日帰りだと、ちょっと疲れが残りますね…
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