能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

政頼 野村萬斎(横浜能楽堂企画公演)

和泉流 横浜能楽堂 2016.02.11
 シテ 野村萬斎
  アド 石田幸雄
  立衆(鬼) 中村修一 内藤連 飯田豪 竹山悠樹 月崎晴夫
  立衆(犬) 金澤桂舟
   大鼓 原岡一之、小鼓 成田達志
   太鼓 林雄一郎、笛 一噌隆之

セイライと読みます。「朝比奈」や「博奕十王」など「鬼狂言」と分類される一群の曲があり、特にこの政頼を含めて閻魔大王の登場する曲は能がかりの演出で独特の構成になっています。今回の政頼は、アド閻魔大王のほかに、立衆の鬼が五人も登場する大がかりな一曲でした。
なお今回は大曲でもあり、国立国会図書館の近代デジタルライブラリーにある「和泉流狂言大成」(大正七年山脇和泉著)を参考に鑑賞しましたが、詞章に若干の相違があるようです。

まずは切戸口から囃子方が登場し座に着きます。大曲のためか上下姿。
後見が一畳台を持ち出してきてワキ座に据えて、切戸口から退場すると囃子。次第が奏されてアド、立衆の出です。
狂言の次第は、冒頭に笛が「ヒッ」と短く吹き、大小で奏されますが、能の次第に比べると簡単な構成で、大小もあまり力を入れずに軽く奏しているような雰囲気です。

立衆一人が先導に立ち、アドの閻魔大王、立衆四人が後に続きます。
閻魔大王は武悪の面を着け、赤頭。「狂言大成」には厚板に法被、半切とあるのですが、見たところ紺地に金文様の袷狩衣を衣紋付けにし、朱地の半切のようでした。大王の冠を着け、手には笏を持っています。
立衆五人も武悪面に赤頭、「狂言大成」には鬼頭巾とあるのですが、頭巾の形ではなかったように記憶しています(若干あやしいですが…)。いずれも厚板に括り袴で、先頭の一人と閻魔大王に続く一人は大きな五角の板を棒の先に付けた物を立てて持ち、残る三人は熊手、鉞、刺股を持っています。
舞台に進んで次第の謡になりますが、さてこのつづきはまた明日に
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