能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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政頼のつづき

一同は舞台に出ると次第を謡います。「地獄の主 閻魔王 羅齋(らさい:和泉流狂言大成では囉の字を用いていますが)にいざや出うよ」
謡につづいてアドが閻魔大王と名乗り、人間が禅宗だ、浄土宗だといって極楽に行ってしまうので、地獄は飢饉だと言い、自ら獄卒を連れて六道の辻に出て罪人どもを責め落とし、取って服しようと思う旨を述べます。

続いて道行「住み慣れし地獄の里を立ち出でて 地獄の里を立ち出でて 足に任せて行く程に 六道の辻に着きにけり」と謡って、一同は舞台を回り、六道の辻についたと着きゼリフ。アドが立衆に、罪人が来たら精を出して責め落とせと命じ、ワキ座前の台上に上り床几にかかります。
立衆のうち五角の板を持った二人は、台の手前側に右が金、左には黒の板が付いた棒を立てて、鋸と十字槍に持ち替え、他の三名とともに台から大小前にかけて並んで座します。

ここで再び次第の囃子が奏され、シテ政頼の出となります。
たびたび触れています「和泉流狂言大成」には、白小袖、大口、白水衣、白鉢巻とあるのですが、この日の萬斎さんの出立は、白地に黒で大きな丸紋をつけた括り袴、脚絆も白。上は掛け素袍のような形でしたが、士烏帽子を着けて、右手に笞、左手にはなんと作り物の鷹を、まるで鷹がとまっているように載せての登場です。

一ノ松まで進むと、斜め後ろを向いて次第。「罪を作らぬ罪人を 誰かは寄ってせこうよ」と謡い正面に直すと、娑婆に隠れもない政頼と申す鷹匠…と名乗ります。
唯今、冥途に赴くところと述べて道行。「住み馴れし娑婆の名残を振り捨てて」と謡い出し「足に任せて行くほどに」と繰り返しますが、この二度目の「行く程に」で、橋掛り欄干まで出て戻り道行の形。後ろを向いたところで謡い納め、続いて「これは道あまたある」と言いつつ舞台へ進みます。

シテが舞台に入ると、立衆鬼のうち二人が立ち上がり、人臭くなったと騒ぎ出します。
さてこのつづきはまた明日に
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