能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

重衡 味方玄(横浜能楽堂企画公演)

観世流 横浜能楽堂 2016.02.11
 シテ 味方玄
  ワキ 殿田謙吉
  アイ 高野和憲
   大鼓 亀井広忠、小鼓 成田達志
   笛 一噌隆之

この重衡(しげひら)という曲、廃曲の扱いになっているのですが、昭和58年に橋の会により復曲されて以来、浅見真州さんや銕之丞さんなど、観世の能楽師により繰り返し上演されている一曲。
各流の現行曲には入っていないため、当然ながら謡本は公刊されていないのですが、いつもお世話になっている半魚文庫さんには「笠卒都婆」の曲名で収録されています。作者不詳とされていますが、作風からみて元雅の作ではないかとの説が有力のようです。

まずは舞台の様子から。
政頼に続いて、本曲も囃子、地謡は上下姿です。
一同着座すると次第の囃子、ワキ僧の出となります。無地熨斗目に茶の絓水衣、角帽子というごくごく普通の僧侶姿での登場です。

型通り常座で斜め後ろを向き次第「春を心のしるべにて はるを心のしるべにて うからぬ旅に出でうよ」を謡います。地取りで正面向き、諸国一見の僧と名乗り、この度は都に上り寺社に参ったので、これから南都七堂に参ろうと思う旨を述べ、道行の謡です。

都を旅立ち、井手の里、瓶原、泉川と進み南都、奈良坂に着いたと謡います。
「けふ三日の原 泉川 河風霞む春の空」は、おそらくは古今集の「都出でて 今日瓶の原 泉川 かは風寒し 衣かせ山」をひいたのだろうと思いますが、都を出て三日目、ちょうど瓶原にいると、泉川の川風が身にしみるというところでしょうか。泉川は木津川の別名で、瓶原を流れています。

ともかくも南都奈良に着いたと着きゼリフ。「休らはばやと思ひ候」と言って、ワキはワキ座に向かい、着座します。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/2272-85cf4bff

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-10 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。