能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

満仲 豊嶋三千春(金剛定期能)

金剛流 金剛能楽堂 2016.03.27
 シテ 豊嶋三千春
  ツレ 豊嶋幸洋、子方 溝前辰樹 溝前幸孝
  ワキ 村山弘
  アイ 茂山千三郎
   大鼓 井林清一、小鼓 竹村英雄
   笛 杉市和

満仲(まんじゅう)はツレ多田満仲の名前を曲名にしたもので、観世流はシテ藤原仲光の名から「仲光」の曲名で演じます。だから同じ曲・・・ではあるのですが思いのほか違いがあります。
当日の様子はこの後に記載しますが、下掛の満仲では冒頭に仲光が美女丸を迎えに行く場面があります。上掛の本はこの部分を欠いていて、シテ仲光が美女丸を迎えに行った子細を語り、直ぐに満仲の館の場面になっていきます。下掛の本の形の方が古い、もともとの構成を残していると言われますが、確かに上掛の形は後々に整理されたものという印象があります。

いつもお世話になっている「半魚文庫」さんのテキストには、「仲光」はあるのですが「満仲」はありません。半魚文庫さんは名著全集本『謡曲三百五十番集』と、赤尾照文堂版『謡曲二百五十番集』を底本にしていますが、これらは上掛、わけても観世流の謡本をもとにしているようです。そんな訳で、今回はいささか古いのですが明治31年発行の金剛流謡本、訂正者が金剛鈴之助(後の23世、坂戸金剛家最後の宗家、金剛右京)と金剛直喜(金剛謹之助、初世金剛巌の父、現宗家の曾祖父)の二人になっている本をテキストに起こして持参し、鑑賞させて頂きました。さすがに古い本でもあり、所々、現在の演出とは違っている点がありました。わけても最後の部分に大きな違いがあるのですが、この話はいずれ後ほど。

ともかくも舞台の様子ですが、囃子方、地謡が座に着くと出し置きのツレ豊嶋幸洋さんが登場してワキ座で床几にかかります。アイ太刀持ちの千三郎さんが続き、ツレの足許に太刀を置いて狂言座に下がり、シテの出となります。白大口に掛け直垂、士烏帽子を着け正中まで出て名乗ります。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/2281-f578d76f

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-06 | »
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。