能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

泰山府君さらにつづき

シテが幕に入るとアイが立ち上がって常座に出、「やあやあ今のは確かに花の枝を折る音であったが・・・」と言い出します。様子を見てみようと、大小前に進み花の様子を見ると、一枝折られているのに気付きます。
桜町の中納言は花を寵愛され、花の時期には花のもとで日を暮れさせるほどの方だが、花の命が短いのを惜しみ、何とか花の命を延ばそうと今年は泰山府君の祭りをされている。花のまわりには花垣を作られているが、この花垣が壊された様子もなし、足跡もないのに花が折られているのは合点のいかぬ事だと不思議がります。
ともかくも子細を申し上げようと言って、正中に出て正座しワキに言上します。

アイとワキとの問答で、アイは花垣もそのままに花が折られているのは不思議なことだと言い、泰山府君の祭りをしていることもあり、もしや天人が下って花を折ったのではないかと述べます。これを受けて、ワキが祈念しようと言い、アイが心得申して候と答えて狂言座に下がります。

アイの茂山良暢さんは、今は亡き忠三郎さんの長男。だいぶん遅くに生まれたお子さんのようで、まだ三十代前半のお若い狂言師です。いかにも関西の方というアクセントで、京都で能を観ているとしみじみ感じたところです。

アイが下がった後は出端の囃子になりますが、ここでちょっと間があったようで、当日のメモにも「妙な間があって・・・」と書いてありました。

さて出端で登場してきた後シテ泰山府君は、黒頭に唐冠、緑地の袷狩衣を衣紋着けにし半切をつけています。一ノ松に立って「そもそもこれは 五道の冥官 泰山府君なり」と謡い、「我人間の定相を守り・・・」と語ります。
「よくよく思えば道理道理」と片ユウケンし開キ。舞台に進んで常座からワキ正へと出ます。
このつづき、もう一日明日に
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