能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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翁またつづき

延命冠者の面を外した千歳は、そのまま舞台に残り三番三とのやり取りになっていきます。
まずは翁還りの小鼓に、大鼓が加わると、三番三が進み出て常座に座します。
後見が黒式尉の面を持って三番三に寄り、三番三は面をつけると目付に出て千歳との問答になります。

ここから後は常の翁と同じで、千歳との問答から鈴を渡されて揉ノ段、さらに鈴ノ段と三番三が舞いました。この三番三の舞、千太郎さんが彌太郎を襲名されて初めて拝見した舞台ですが、充実した素敵な舞でした。

三番三以降は、通常の翁の形と特に変わったところは無かったようですが、いずれにしても滅多に観ることのできない特別な形を観ることができ、よい機会だったと思います。

なお国立能楽堂のパンフレットには、特集として「神仏分離と南都両神事能 -春日大社の翁舞はどう変わったか-」と題し、法政大学教授の宮本圭造先生が一文を載せておられます。今回の「十二月往来・父尉延命冠者」の形が、興福寺と春日大社で行われる薪能の初日、春日大社舞殿で演じられるものであることなどが紹介されています。

両神事能とは、薪能と若宮御祭で、私も若宮御祭は何十年も前に一度だけ見に行ったことがありますが、薪能はまだ見たことがありません。このなかで翁舞がどう変遷してきたのかなど、簡潔に記載されていて参考になりました。
併せて、明治初頭の神仏分離、廃仏毀釈が薪能・若宮御祭に大きな影響を与えたことも記されています。

実は私の家は江戸時代、いわゆる山伏として加持祈祷を行い、併せて寺子屋のようなことをしていたらしいのですが、明治維新にあたって曾祖父が還俗し、神官となっています。そんなこともあって、宮本先生の一文も大変興味深く拝読しました。
(77分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
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