能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

春日龍神 龍神揃 宇高通成(国立能楽堂企画公演)

金剛流 国立能楽堂 2016.04.29
 シテ 宇高通成
  前ツレ 宇高徳成
  後ツレ 龍女 種田道一 廣田幸稔、龍神 豊嶋晃嗣 
   宇高竜成 山田夏樹 惣明貞助 小野芳朗 漆垣謙次
  ワキ 殿田謙吉
  ワキツレ 則久英志 大日向寛
  アイ 大藏教義
   大鼓 亀井広忠、小鼓 住駒幸英
   太鼓 三島元太郎、笛 杉信太朗

企画公演の三曲目は春日龍神、龍神揃の小書がついています。
9年程前、平成19年の8月に国立能楽堂で金剛永謹能の会があり、このとき龍神揃の小書付で春日龍神が上演されました。
観能記にこの際の記録を載せていますが、記載したとおり、金剛流の龍神揃が東京で上演されたのは江戸時代以来だったようです。

今回は9年振りということですが、当然のことながら基本的な演出は宗家の上演と同じです。そこで今回は、主として以前の鑑賞記に書けなかったことを中心に触れておこうと思いますので、前回の鑑賞記を併せてご参照いただければと思います。
前回の鑑賞記(鑑賞記初日月リンク

舞台はワキ明恵上人とワキツレ従僧が次第で登場して始まります。無地熨斗目に白大口、水衣に角帽子の、いわゆる大口僧の形で、次第からワキの名乗り、道行と謡って、ワキはワキ座で床几に。シテの出を待つ形になります。

直面のツレが先に立ち、後から出た老体のシテと橋掛りを進むと、シテが常座、ツレが正中に出て一セイ。サシから下歌、上歌と謡って、型通りに上歌の最後で立ち位置を入れ替え、シテが大小前、ツレがワキ正に出て正面を向きます。
ここでワキが声をかけて問答となる訳です。

ワキ明恵上人が入唐渡天の暇乞いの参詣であると述べると、シテは入唐渡天を思いとどまるようにと諭しますが、このやり取りから地謡が謡い、さらにクリ、サシ、クセと続いていく訳です。このクリの部分、前回も書きましたように上掛の本では欠けています。
このあたり、明日につづけます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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