能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

春日龍神さらにつづき

後シテは緑系の半切に白の袷狩衣を衣紋着けにし、大龍戴をいただて、右手には白く太い杖を突いています。

シテが常座へ進むと龍女二人、龍神六人が幕を出てきます。
龍女は緋の大口に紫と緑の舞衣、龍戴をいただいています。龍神六人は法被半切の同装です。
シテが常座に進み、龍女、龍王が橋掛りに並んだ形になって地謡「時に大地震動するは 下界の龍神の参会か」を聞き、シテが「すは八代龍王よ」と謡います。
龍神揃でなければ、この後は、地謡が「難陀龍王」シテ「跋難陀龍王」地「娑伽羅龍王」シテ「和修吉龍王」と続くところですが、これを龍女二人、龍神二人が順に謡い、続く地謡で、シテは杖を突きつつ正先へと進みます。
龍女二人、龍神二人も舞台に入り、シテを先頭に雁行の形に。残る四人の龍神は橋掛りに並んでいます。
「仏の会座に出来して 御法を聴聞す」の謡に、一同下居して仏の声を聞く形。

シテが「その外妙法緊那羅王」と謡うと、今度は橋掛りの四龍神が順に「また持法緊那羅王」「楽乾闥婆王」「楽音乾闥婆王」「婆稚阿修羅王」と謡います。地謡でシテが立ち上がり、一同も立つと、シテは笛座前で床几に腰をかけ、一同はいったん下居。
龍女二人が立ち上がって天女ノ舞の相舞です。

続く地謡で龍女が雲扇、地謡座前に立つと、龍神が立ち上がって舞働となります。
舞働の後、シテが「八大龍王は八つの冠を傾け」と謡い、立ち上がると正中から正先へ進みます。左の袖を巻き上げ、下がると大小前に杖を突いて下居。
立ち上がってワキ正からワキ座、正中へと回り、大小前から常座へ。

ここから「明恵上人さて入唐は」の地謡にあわせてワキにツメ、返答を迫る形。ワキが「留まるべし」と答え、シテは杖を持っていったん下居。「さて仏跡は」で再び立つと、舞台を廻り「龍神は猿沢の」で四拍子踏んで、波を蹴る足捌きで角に進みます。
左袖を巻いて引き、常座へと進み四拍子を踏んで袖を被き、下居、さらに立ち上がって留となりました。

順に退場する中、附け祝言は「国富み民も豊に 万歳を謡う春の声 千秋の秋津洲 治まる国ぞ久しき 治まる国ぞ久しき」と淡路。目出度い気分で観能を終えました。
(92分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/2308-14be20e2

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-08 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad