能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

井筒 友枝真也(洩花之能)

喜多流 十四世喜多六平太記念能楽堂 2016.07.18
 シテ 友枝真也
  ワキ 宝生欣哉
  アイ 山本則秀
   大鼓 國川純、小鼓 成田達志
   笛 一噌隆之

今となっては半年も前のことになってしまいましたが「洩花之能」の第一回公演。友枝真也さんが自身の会として立ち上げ、最初の曲として選んだのがこの井筒。
実は私の勝手な印象で、真也さんって、ちょっとやんちゃなお兄さんみたいに感じていたので、「井筒…ですか」と思ったのですが、これは良い意味で外れました。

さて井筒、このブログでは8年程前に金春流高橋忍さんがなさった際に取り上げています。(鑑賞記初日月リンク)有名な曲でもあり、曲自体の由来など、あらためて記すものではありませんが、何度も書いているように、このブログは私自身の備忘録的な意味合いが大きいので、舞台の様子を順に記しておこうと思います。

まずは一同が座に着くと、後見が井筒の作り物を出してきます。正先に置かれた井筒には、なぜか右手前だけに薄が付けられています。
名宣笛でワキの出。無地熨斗目着流しに柿色のような色目の絓の水衣。角帽子の着流し僧ですが、目を閉じてワキの名乗りを聞いていると、亡くなった閑さんと二重写しの要に感じられます。

アシライで正中に出て下居。下歌を謡い合掌してシテを待つ形。
ヒシギが吹かれて次第。ワキはワキ座へと下がって着座。次第の囃子でシテが登場してきます。紅入唐織着流し、紅白段ですが白地がやや勝って実に上品な風情。右手には桶と紅白の数珠を持っています。
次第の謡で「暁ごとの閼伽の水」と謡い出し、手桶は手向けの花水と知られます。サシ、下歌、上歌と、抑えた感じで謡い進め、正中近く、シテ柱と階を結んだ線の真ん中あたりに桶を置いて立ち上がると後ろを向いて常座に立ちます。

ワキが独り言ちから、如何なる人かと声をかけるのに合わせ、正面に向き直ると、このあたりに住む者と答えます。
さてこのつづきはまた明日に
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