能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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烏帽子折さらにつづき

シテ烏帽子屋が語ります。
自分の先祖は都、三条烏丸で烏帽子屋を営んでいた。八幡太郎義家が安倍貞任、宗任を滅ぼした後、上洛して烏帽子屋を訪れ、左折の烏帽子を折らせて出仕したところ、義家には恩賞として奥陸奥国が下された。この烏帽子はそういう嘉例あるもの、と語り、地謡が続けます。

そうした嘉例ある烏帽子であるが、それも昔のこと。保元の乱以降は平家一統の世となってしまったのは悲しいことである。とは言え世変わり、時移れば、この烏帽子の桜の花が咲くときもこようから時を待たれよ…と地謡が謡います。

シテが「かように祝いつつ」と一声謡って地謡が続け、シテは立ち上がると常座で後見から烏帽子を受け取ります。「烏帽子懸緒取り出し 気高く結いすまし召されて御覧候え」の謡に子方の前に下居、烏帽子を子方に着けさせます。
「立ち退きて見れば」の謡に、正中に下がり「天晴れ御器量や」とユウケン。二、三足ほど進み、正中に下居します。

さてシテが、子方に烏帽子姿が似合うと褒めると、子方は小刀を取って、この刀参らすと差し出します。辞退するシテに子方が重ねて受け取るよう言い、シテは子方に寄り小刀を受け取ります。
妻も喜ぶだろうと言って、シテは立ち上がり橋掛りに進むと一ノ松あたりから幕に声をかけます。

これを受けて幕が上がり、ツレ烏帽子屋の妻が登場してきます。シテが刀を賜ったとツレに小刀を差し出すと、幕前でツレがしおります。シテが訳を尋ねるとツレのクドキ。
ツレは「今は何をか包むべき」と謡い出し、自分は源氏方の鎌田兵衛正清の妹で、義朝の子、常盤御前の三男、牛若が生まれたときに、殿から守り刀として使わされたこの小刀を届ける使いをしたのだと明かします。

シテは、長年連れ添いながら妻が鎌田正清の妹であるとは今まで知らなかったと驚きますが、さて先ほどの方が牛若であるならば、追いかけてこの腰の物をお返ししようと妻に声をかけて牛若を追いかける形になります。
さてこのつづきはまた明日に
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