能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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紅葉狩またつづき

ワキは目を覚まし「あら浅ましや我ながら」と夢のお告げを受けたことを謡い出し、地謡が受けると、太刀を捧げて後を向き、ワキの後見が手伝って烏帽子を外し白鉢巻きの姿に変わります。

地謡は「不思議や今まで在りつる女」と大ノリの謡に変わり、ワキが紅葉山の方を向くと、幕が上がって後ツレが衣を被き橋掛りを進んできます。「とりどり化生の姿を現し」の詞章通り、鬼女達が現れてきたという形。
続く「或は巌に火焔を放ち」で、シテも長袴に衣を被いた姿で山から姿を現し、紅葉山の横に立ちます。ツレ五人は橋掛りを進み、うち二人が舞台に入って山の左右に立ちます。残る三人は橋掛りに拡がって並び「その丈一丈の鬼神の」と、シテともどもに衣を外して鬼女の姿を現します。シテは黒頭、ツレ五人は赤頭の姿です。

「面を向くべき様ぞなき」の地謡から舞働きとなり、五人は橋掛りに出て鬼神の力を示します。
ワキの謡「維茂少しも騒がずして」を聞いて地謡が受け、「南無や八幡大菩薩と 心に念じ」の謡にワキは太刀を抜いて立ち上がり、シテと戦う形になります。
シテ・ワキの戦いは直ぐに決着がつき「剣に恐れて巌へ登るを」でシテは退場。
シテが斬り伏せられた態で舞台に残る方が、一般的な演出に思いますが、この日はシテが退場し、ワキは常座で剣を肩に担って留拍子を踏みました。

鬼揃の小書で変わった部分と、今回のワキ方の会ということで特別な演出となった部分と、両方あると思いますが、常の紅葉狩とはまた違った面白さのある一番でした。

なお最後に東岸居士の一節「万法皆一如なる実相の門に入ろうよ」が謡われました。附祝言の位置ですが、番組には「追加」とあります。追善能などで故人を偲んで謡われる場合、附祝言ではなく追加とし、海士や融、そしてこの東岸居士などが謡われるようです。
昨年2月に逝去された宝生閑宗家を偲んでの一節でした。
(上演時間は85分前後でしたがメモには正確な時刻の記載が残っていませんでした)
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