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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

海士 坂口貴信(三人の会)

観世流 観世能楽堂 2017.06.10
 シテ 坂口貴信 子方 谷本悠太朗
  ワキ 殿田謙吉
  ワキツレ 御厨誠吾 野口琢弘
  アイ 山本則重
   大鼓 亀井広忠、小鼓 観世新九郎
   太鼓 観世元伯、笛 松田弘之

八島の後は、山本家による狂言「貰聟」、谷本さんと大鼓 亀井忠雄さんによる一調「班女」、仕舞四番に続き、この海士。
海士も度々ブログで取り上げているので、あらためて曲の解説や所作の流れなどを記載はしませんが、こちらも感じたことなど少しばかり。

坂口さんの舞には花がある、と以前ツレで舞う姿を観て感じたのですが、今回海士を観てあらためてその思いを強くしました。能の舞は、早舞なら早舞で、どの曲でも基本的な型に変わりはない訳ですが、それが曲毎に違って見えるのは演者の技量なのだろうと思います。

またこの曲、子方の詞章がやけに難しく、うまく謡えるだろうかなどとついつい心配してしまうのですが、それがまた能作者の狙いでもあったのではないか、などと想像しています。

そのほか、狂言、貰聟は則重さんの聟に、則秀さんの女と東次郎さんの舅。以前、先代の茂山千作さんが舅を務め、千五郎…現千作さんの夫に、茂さんの妻で観た際の鑑賞記を記しましたが、同じ曲でも、やはり山本家だとかっしりとした雰囲気になるんだなぁと、改めて思ったところです。

仕舞四番は、観世喜正さんの難波、観世銕之丞さんの放下僧小歌、梅若玄祥さんの定家、山階彌右衛門さんの善界と、会を主催する三人の師匠家からの応援のような番組。同じ観世流でも、あまりご一緒に舞台に立たれることはなさそうに思います。
機会あれば来年の会も観に行きたいものと思いました。来年は6月30日、坂口さんの「野宮」に谷本さんの「邯鄲」、そして川口さんが舞囃子で「藤戸」を舞うとのことです。

…ちなみに、パンフレットのプロフィールを見ていたら、川口さんは漫画家「かわぐちかいじ」さんのご子息なんだそうです。沈黙の艦隊、すごい漫画でした…
(77分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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