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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

朝長 山井綱雄(座・SQUARE20回記念公演)

金春流 国立能楽堂 2017.07.17
 シテ 山井綱雄
  ワキ 宝生欣哉
  ワキツレ 大日方寛 則久英志
  アイ 大藏基誠
   大鼓 安福光雄、小鼓 鵜澤洋太郎
   太鼓 小寺佐七、笛 一噌幸弘

舞台には名宣笛でワキ、ワキツレが登場してきます。嵯峨清涼寺の僧と従僧ということで、ワキは茶の水衣、無地熨斗目着流しに角帽子、左の手には白房の数珠。ワキツレは緑の水衣で無地熨斗目に角帽子の出立です。

ワキは常座まで出、ワキツレ二人は一ノ松、二ノ松に控えた形でワキの名乗り。源朝長の跡を弔うため、青墓の宿へ急ぐと言って道行。アシライでワキツレが立ち上がり、舞台に入ると一行は舞台中央で向き合って道行の謡。
近江路を辿り、瀬田の長橋から鏡山、老蘇の森と進んで不破関を過ぎ、青墓の宿にやって来たと謡ってワキの着きゼリフ。朝長の墓所を尋ねようというワキに、尤もにて候とワキツレが答え、ワキツレはワキ座に着座します。

ワキは常座まで行き、ここでアイを呼びます。呼び出されたアイ青墓宿の長の下人は、一ノ松に出て応答。朝長の墓所を教えるやり取りの後、アイは狂言座に下がり、ワキはワキ座に着座します。
ヒシギが吹かれて次第の囃子。前シテ青墓の宿の長者の出です。
無紅唐織着流し、右手に白房の数珠、左手には小枝を持って出ます。
長者はもともと「かしら立った者」あるいは富裕者を言うわけですが、この青墓宿をはじめ、池田宿、室泊など、宿駅や津泊には宿駅の長が置かれていまして、特に宿駅で遊女を旅人に世話する主人を宿の長者とし、女性が多かったようです。熊野にはアイが演じる池田宿の長者が出てきます。
登場したシテは常座に出て次第を謡いますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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