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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

土浦薪能

身延、関寺小町、桧垣を観たと、先日書きましたが、九皐会で身延を観た後の10月は土浦の薪能を観ています。
土浦の薪能は、土浦城東櫓の復元を記念して平成10年に開始されたもので、以来毎年土浦城址本丸で開催され、今回が20回の記念の会でした。たまたまお誘い頂いて出かけたのですが、当日はあいにくの雨で、会場は近くの市民会館。土浦城址の櫓を背景に観能ということで期待していたのですが、いささか残念でした。

第1回は出演者として近藤乾之助さん、野村万蔵さん、そして観世栄夫さんの名前が記され、曲目は舞囃子「邯鄲」狂言「清水」能「船弁慶」とあります。万蔵さんは現在の萬さんですが、乾之助さんも栄夫さんも鬼籍に入られ、20年の歳月を感じるところです。

その後、梅若六郎、現在の玄祥さん(今年、梅若実を襲名されるそうですが)の出演もあり、ここ数年は銕之丞さんが演じておられるようです。
今年は20周年記念ということで、演能に先立ち第一部として薪能ワークショップという企画があり、銕之丞さんの解説や、装束付けの体験などがあったそうです。が、この時間帯は別のイベントに顔を出していたためパスしました。

当日の演目は、仕舞が二番、狂言「萩大名」と、最後に「猩々乱」。
仕舞は銕仙会の若手ということで、鵜澤光さんが「笠之段」を舞い、小早川泰輝さんが「船弁慶」。泰輝さんは多分、始めて拝見したと思うのですが、なかなかしっかりした舞でした。しかしそれにつけても鵜澤光さん、これまでもシテでも拝見していますし、なんどか舞台を観ています。しかし素人が言うのも変ですが、あらためて上手いなあと、正直のところ驚きました。

狂言は茂山千作さんの大名に、茂さんの太郎冠者、松本薫さんが小アド亭主。千五郎さんも千作を襲名されて、一段と味わいが深い感じがします。
もともとは彦根の井伊家お抱えだった千五郎家が茨城で公演されるのは、桜田門外ノ変を思い起こすと、いささか申し訳ないような気もしますが・・・もっとも当日の会場は土屋家の治めた土浦藩ですし、まあ良いかと。

乱は20周年を記念しての選曲だったようですが、銕之丞さんの華やかな舞で、会場の皆さんもなんだか晴れやかな雰囲気になりました。
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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