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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

昆布売 山本則俊(観世九皐会11月定例会)

大藏流 矢来能楽堂 2006.11.12
 シテ 山本則俊、アド 山本則秀


昆布売はこのブログでも、6月の潤星会の際に万作さんのシテで観たものの鑑賞記を書いていますが、今回は大藏流。流儀の違いなどにもふれながら、書いてみようかと思います。


まず最初にシテとアドについて。
実は私どこでどう勘違いしたものか、この昆布売は、大藏流では大名がシテで昆布売がアド、和泉流では昆布売がシテで大名がアドと思い込んでいました。
それが、6月の万作さんの昆布売の際に万作さんがシテで大名を演じておられるのを観て「おや?」と思ったのですが、野村家は特別か・・・と、変に納得しておりました。


しかし今回の大藏流山本家の昆布売では、シテ則俊さんが昆布売でアドの則秀さんが大名ですので、これは最初の思い込みが全く逆だったということですね。


というわけで、まずはアドの則秀さんが素袍に洞烏帽子の大名姿で登場「これはいずれもご存知の者でござる」と名乗って狂言が始まりました。
自ら太刀を持っての登場です。これがこの曲の鍵になっていますね。


一方、シテの則俊さんは通常の上下姿、登場すると「若狭の小浜の召しの昆布売り」と名乗ります。
なんでも北海道で採れた昆布が、若狭の小浜で陸揚げされ、ここから京などへ売りに出ていたらしいのですが、足利将軍家に献上されたことから「召し」の昆布と言われるようになったとか。由緒正しき昆布売ですね。


さてシテとアドのやり取りは明日につづきます

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