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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

空腕 善竹十郎(東京金剛会例会能)

大藏流 国立能楽堂 2018.09.29
 シテ 善竹十郎
  アド 野島伸仁

この空腕、4年ほど前に山本則孝さんのシテで鑑賞記(鑑賞記初日月リンク)を書いています。
その際にも書きましたが、この曲は大蔵流、和泉流いずれにもあり、基本的な構成は同じなのですが、家々によって細かい点で違っている様子です。

今回は山本家と同じ大蔵流ですが、やはりいくつかの違いがありました。大筋が変わる訳ではありませんので、全体の流れを細かく記すつもりはありませんが、山本家と異なる点を中心に、気付いたことなどを記しておこうと思います。

まずは主人が太郎冠者を呼び出し、明日の振舞のために淀に行って鯉を買ってくるようにと命じます。このあたりは特に変わりませんで、杭を人と間違えて怯えたりする騒ぎも同じです。
しかし山本家ではその後、目が見えるから怖いので目を閉じて歩けば大丈夫などと言って、目を閉じて歩き出すものの石に躓いてしまうという下りがありますが、今回の舞台ではそうした展開はありません。杭を大男と見誤った次は、松並木を人が大勢立ち並んでいるところと勘違いしてしまいます。

山本家では、この大勢の人と見誤ったところで、太郎冠者が太刀を先に差し出した形で、命を助けて欲しい、太刀を差し上げますので、これを納めて命ばかりは助けて欲しいと命乞いをする展開になりますが、今回の舞台では、ここでは太郎冠者が松の並木かと気付き、さらに先に進む形でした。
さてこのつづきはまた明日に
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