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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

邯鄲さらにつづき

昨日は仙台に泊まりで出張しまして、更新をお休みしました。本日は先ほど戻ってきたところです。
今年は雪が少ないようで、もともとあまり雪の降らない仙台は積もった様子がありませんでした。ですが、今日は山の方で雪が降っている模様で、晴れているのに風花が舞っていました。最高気温4度、やっぱり寒い。

さて舞台の様子の続きですが、地謡が王宮の素晴らしい景色を謡ってクセに。
数々の捧げ物や帝を讃える礼の声の様を謡い、シテが「東に三十余丈に」と謡って地謡が白銀の山を築かせ黄金の日輪のようだと謡うと、シテは座したままワキ正から正面へと向きを変えて「西に三十余丈に」と謡います。ワキ正方向が東なので、正面を向いて西を見る心かと思いますが、地謡が受けて続ける中、シテはワキ正に向き直り、ワキツレが立って大小前に座します。

ワキツレは「いかに奏聞すべきことの候」と声をかけシテとの問答。位に就いて五十年になるが、飲めば一千歳の寿命を保つという天の濃漿(こんず)や沆灌(こうがい)の盃を勧めます。地謡が「国土安全長久の 栄花もいやましに」と謡い、ワキツレが子方の広げた扇に酒を注ぐ形から、子方が立ってシテに寄り、盃にみたてた扇に酒をさします。

シテが「めぐれや盃の」と一句謡い、地謡で子方が立ち上がって大小前から正中へ。さらに角からワキ座、大小前から正中へと回リ、左右打込、扇広げて「わが宿の」と謡いつつ上羽。地謡が続ける中を子方が舞う形になります。
この間にシテは唐団扇を一度後見に渡して脱ぎ下げ、地謡に合わせた子方の舞が終えると、楽となります。

台上の楽は極めて制約が大きい訳ですが、これを宮殿と見せるところが演者の力量ということなのでしょう。ゆったりとした舞に空間が広がる感じです。
空下りはゆっくりと、かなり大きく足を上げて戻しました。途中からは台を降りて舞が続き、最後は大小前で舞上げから「いつまでぞ」と謡って上羽。地謡との掛け合いになります。
後見が切戸から輿を下げますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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