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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

船辨慶さらにつづき

アイは幕に走り込んで船の作り物を持って走り出てきます。
この日の則秀さんも、わずか10秒ほどで船を持って戻ってきました。


私は観たことがありませんが、狂言の小書きで早装束というのがあり、この船を持っての出入りに装束も替えてあっという間に登場して来るのだそうです。
このブログにも時々コメント頂いているあめみこさんが、萬斎さんの演じた鑑賞記を書いておられますので、参考にさせて頂きました。


さて一行は船出しますが、風が出て波が寄せて来る次第。アイは肩を脱ぎ波頭という急な調子の囃子に合わせて懸命に漕ぎます。
しかし風向き悪く、ワキが橋掛りを見込んで「あら不思議や海上を見れば」と平家一門の霊が浮かび出たことを示します。


囃子は早笛になり、手に長刀を持ち太刀を帯びた後シテ、平知盛の幽霊が走り出ます。
後シテの「そもそもこれは桓武天皇九代の後胤、平の知盛幽霊なり」という名乗りは有名ですが、ぞくっとする感じがします。


義経一行を海に沈めようと、波を蹴上げ、長刀を扱いながら舞働きへと続きます。
この後は子方義経とシテの斬り合い、さらにワキが数珠を揉んでの活劇となります。
シテの佐久間さん、長刀の扱いには自信を持っておられる様子。ちょっとした所作に自信のほどがうかがえます。
そういえば、以前観た熊坂も長刀物でしたね。


ともかく「大変面白い」と言って良い能でして、初めて観るならお勧めの一曲でありますね。
(75分:当日の上演時間を5分単位程度で記しておきます)

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