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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

七騎落のつづき

一同着座すると次第が奏されて、ツレ頼朝を先頭に、シテ、ツレ、子方が登場してきます。先頭の頼朝は法被肩上げに半切、左手に弓を右手には矢を持っています。続くシテは袷法被に半切、以下は役名で田代、新開、土屋、土佐坊、子方遠平、岡崎と続きますが、田代以下の三人は白大口に側次、土佐坊と岡崎は半切に法被、子方は白大口に側次と装束付けにあります。観た感じは装束付けの通りだったように記憶しているのですが、多人数のためちょっと怪しい。
ともかくも、土佐坊は長範頭巾を被っていますが、他は皆梨子打烏帽子に白鉢巻の姿です。また岡崎は老齢の役なので若い役者が演じるときは白垂を用いると装束付けにありますが、この日は坂真太郎さんでしたので白垂を着けての登場です。

舞台中央まで進み出ると、頼朝とシテ実平を先頭に二列に並んで次第を謡います。出てきた順に並んでいくため、見所から見て右側、ワキ座寄りに頼朝、田代、土屋、遠平。左側ワキ正寄りにはシテ、新開、土佐坊、岡崎が並ぶ形になります。

次第を謡い終えると頼朝の名ノリ。一同は向き合って下居。石橋山の合戦に負けたので一先ず安房上総へ逃れようと思う旨を述べて、シテ実平に声をかけ、急いで船を用意するようにと言います。シテが船の手配をした態で「急いで召されうずるにて候」と言い、一同は立って、頼朝がワキ座に進んで床几に腰を下ろし、以下、田代、新開と並び、大小前の岡崎まで順に着座します。これで一同が船に乗った形で、舞台は船中になります。

頼朝があらめて実平を呼び、シテが正中に着座して問答になります。
頼朝は船中に何人かと問い、シテが七騎と答えると、主従八騎は祖父為義、父義朝がそれぞれ敗れて落ちた時と同じで不吉である。船より一人下ろすようにと命じます。
シテはこれを受けて立ち上がり「実平仰せ承り・・・」と謡いつつ角に出て一同を見、地謡と掛け合いで順に名を数え上げていきます。シテが六番目に並ぶ実平自身を上げ、続いて子方が「同じき遠平」岡崎が「義実あり」と謡います。地謡が続けますが、シテは一人を選ぶことが出来ず、一同を見廻しますが「赤面したるばかりなり」の地謡に、四、五足ほど下がって畏まります。

頼朝が声を上げ、「何とて遅きぞ急いで下ろし候へ」と重ねて命じます。
シテは下居して承り、岡崎を向くと「いかに岡崎殿に申し候」と声をかけます。
岡崎との緊迫したやり取りになりますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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